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田宿川川祭りと参議院選挙

 今日は、毎年参加している「第21回 田宿川たらい流し川祭り」。
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 市議会議員になったので、来賓が参加する第1レースに選手(?)として出場。せっかくの第1レースだから、何とか盛り上げようと、開会式後、議員らしくYシャツ・ネクタイ姿に着替えて上艇。ウエスに出そうと物置にまとめてあった古い長袖Yシャツとネクタイ、そして下はサーフパンツにカヌーシューズという何とも奇妙な姿だ。
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 10年以上前に、大人の一般レースに出て、乗って10秒もしないでチン(沈)したことがあり、今日もその覚悟だった。選挙で多少やせたとは言っても、やはり80数kgの体重では、たらいの縁が水上に出るのはわずか5cm程でチンは時間(秒?)の問題だった。スタート後、わずか数秒で期待通りに転覆!でも皆さんの大喝采を浴びたから大いに満足だ。
 しかし、富士山の湧き水は冷たい。今日も暑かったが、2回チンし、レースが終わった後も、冷えたカラダからはしばらく汗が出てこなかった。
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 たらいに乗った後は、毎年ふじ環境倶楽部が担当している「船」(8名ほど乗れるアルミボート)の船頭の仕事。やはり川面を渡って来る風は気持ちがいい。
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ゴール手前の「田宿川緑地」では、生涯学習推進会主催の「今泉夏祭り」も開かれ、多くの皆さんでにぎわった。

 しかし、ゴールからスタート地点まで何度も戻るために歩いていて思ったのは、河川沿いの遊歩道整備継続の必要性だ。歩道がろくにない根方街道を多くの皆さんが自動車とぎりぎりすれ違いながら歩いている。これは何も今日に限ったことでない。

 それともう一つの課題は、川底に溜まったヘドロ対策だ。流れる水はミネラルウォーター100%(湧き水)だが、これまで流域の上流部から流れ込んだ泥や生活排水の有機分が厚く溜まり、川祭りに参加した役員や子供たちが川の中を歩くたびに「泥の川」のようになる。これでは川の中に入って遊ぶのはチョット!となる。溜まったヘドロの浚渫と、泥や生活排水が流れ込まないような対策が必要だ。

 そして今日は参議院議員選挙の投票日。自分の選挙を改めて思い出した。市議会は7日間だけど、国会議員の選挙期間は17日間。他の事はよくわからないけど、よくカラダが持つものだと、これだけは本当に感心する。
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市内で最も対象となる有権者が多い吉原二中投票所

# by koike473 | 2007-07-29 18:27 | 富士市の清流・田宿川 | Trackback | Comments(0)

 

会派でアサザプロジェクト視察

 25日から3日間、所属する会派「市民クラブ」の視察・研修で茨城、千葉、東京に出かけた。
 何年も前から是非行きたいと思っていた「アサザプロジェクト」の視察が実現した。それもこのプロジェクトの中心となっているNPO法人アサザ基金の代表の飯島博さんに直接案内してもらえた。これは超ラッキーだ。
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小柄で、どこにそんなパワーが?と思うような飯島さん

 アサザプロジェクトは、霞ヶ浦流域の環境保全と持続型社会の構築を目指す「市民公共型事業」だ。
 本来つながっているはずの湖(霞ヶ浦)、川、水田、森林等に対して行政がバラバラに行っていた公共事業を、NPO(アサザ基金)が相互に連携させることで、環境保全と地域活性化(新たな雇用、産業展開)を実現させている。

 具体的には、
 1 湖の全てがコンクリート護岸で覆われ、生態系が断絶されかかり、水の浄化機能が働かなくなった霞ヶ浦で、粗朶(そだ、間伐材とツルで組んだ木製波消し施設)を設置し、昔から自生していたアサザ(湖底に根を張り可憐な黄色い花をつける植物)やヨシを植え付け、生態系を戻すとともに、水質の浄化に取り組む
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外来種であるブラックバスなどを原料にした肥料を使い栽培した野菜が、流域のスーパーで売られ、湖の生態系保全、漁業、農業、流通業の振興等に結び付いている
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さまざまな関係者を結びつけ、ビジネスモデルをつくるアサザプロジェクト 
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「1石20鳥」にもなる市民型公共事業に感激し飯島氏とともに記念撮影

2 霞ヶ浦に流れ込む谷地にあった田んぼを復元し、その水源でもある周辺の里山も下刈りなどで手を入れ、湧水を増やし水質を浄化するとともに、できた米で、地元の酒造会社で酒を造り、販売している
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 これらの取り組みに、地域の小学生(学校ビオトープ)、高齢者(粗朶づくり)、都会の企業(NEC社員)など、これまでに延べ13万人以上が参加し、新たなビジネスモデルが続々と誕生している。
 これは「市民参加」でなく、まさしく市民が始めた「市民型公共事業」に、後追いで「行政参加」している形だ。
 「行政にはできません。行政は、自分の領域だけでやりっ放しですが、僕らは地域産業につなげているから長続きするんだと思います」という飯島さんの言葉が印象的だった。

 富士でも、田子の浦港の環境再生までも視野に入れた「沼川・浮島プロジェクト」に是非取り組んでいく必要があると思う。言いっ放しじゃなくて、本当に!

「アサザプロジェクト」の取り組みは、HP(http://www.kasumigaura.net/asaza/)もありますが、「環境再生と日本経済 -市民・企業・自治体の挑戦-」(三橋規宏 岩波新書)に詳しく紹介されています。是非、一読をお勧めします。なお、同じ本に、富士市の「煙突ゼロ作戦」が紹介されています。

# by koike473 | 2007-07-27 23:54 | NPO・市民活動 | Trackback | Comments(0)

 

ガクハイだよ。

 今日は、岳南排水路の視察があった。これは日本で唯一の工業専用の下水道である岳南排水路(通称「岳排(がくはい)」を管理する「岳南排水路管理組合議会」の視察会だ。この組合議会は、富士市議会から7名、富士宮市議会から3名で構成されている。私は、この組合の議員ではないが、以前から興味があり参加させてもらった。

 昨日から、年に1回(5日間)の定期点検・補修工事が始まっており、今日は岳排の概要についての説明を受けた後、2箇所の視察を行った。
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 1つは、老朽化した直径1.8mの下水管の補強工事。地下6mにある既存の管を、その内側から樹脂製の帯を巻きつけ管の強度を上げるとともに、漏水がないようにする工事。SPR工法と言うそうだが、昨日から24時間体制で進め、約40mの区間が内側から見ると、全く新しい管に生まれ変わったように見える。
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 2つ目は、直径4.8mの最も大きい管。と言うより、これはもはやトンネルだ。田子の浦港近くの地下15mの位置にあり、JR東海道線の地下を横断している。

 この岳排には、富士・富士宮両市の79社、100工場の排水が流れ、最終的に田子の浦港に放流されている。「下水道」と言うと、どこかで浄化処理しているとまず考えるが、この岳排には処理場がない。
 第2次大戦後、昭和20年代から岳排は建設され、当初は最終処理場を現在の東部浄化センター付近に計画していたが、地権者などの同意が得られず断念。その後、鈴川海岸から駿河湾への海中放流も計画されたが、これも漁業者の反対で断念。結局、排水を出す各工場で、基準値以下まで自家処理し、その排水を岳排の下水管に流している。
 今日視察した管理組合は、下水管やポンプ施設の維持管理など、「いかに確実に排水を流すか」が本来業務であり、放流水質のチェックは、市(環境保全課)が行っている。
 つい先日、市内最大手の製紙2社(日本製紙、王子製紙)で、ばい煙のデータ改ざんが明らかになったばかりだ。公共の処理場がない岳排も、基本的には、各企業との信頼関係の中(定めたれた水質まで各工場で浄化処理し、放流するという取り決め)で運営されている。企業の姿勢が改めて問われるとともに、行政としても、しっかりと監視していかなくてはならない。
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 一方で私は、この方式で本当にいいのだろうかと前から疑問に思っている。皆さん、一度、沼川の河口あたりに行ってみてください。昭和40年代と同じような場面に出くわします。いくら富士山がきれいに見えても(今日は見えなかったが)、これはどうにかしなきゃ。

# by koike473 | 2007-07-24 23:10 | 環境 | Trackback | Comments(0)

 

またまたお祭り!

 3日続きでお祭りの報告。
 今日は、昼前に吉原本町駅南側の「吉原身代わり地蔵」さんの祭典に出かけた。
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 この祭典に来たのは40年振りくらいだ。子供の頃は、ここから400mくらい南側の荒田島の自宅から、田んぼ道を歩いて出かけた。「地獄絵」の印象が強烈で、死んで地獄へ行ったら、鬼に永久に罰を受けさせられるとある年齢まで信じていた。その後は、なぜだかパタリと行かなくなった。
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 実はお地蔵さんがある陽徳寺は、私の妻の実家である法雲寺(今泉の「まちの駅 わきみず寺」)が住職を兼務している。
 今日は、梅雨が明けたような暑さの中、藤田文峰住職(私の義弟)が、新盆を迎えるお宅の供養のお経を上げ、檀家の役員の皆さんも多数出て、お参りに訪れる方々を迎えていた。
 祭典は、明日(24日)の午前中までやっています。隣接する2つのまちの駅「ほんちょうえき 岳鉄プラザ」(岳鉄吉原本町駅)、「吉原宿・東木戸のくすりやさん」(松栄堂薬局)と合わせ、皆さん出かけてみたらいかがでしょうか?
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 そして夕方からは、町内のIさんと、富士岡のお地蔵さんの祭典に出かけた。
 と言っても、祭典そのものは全く見ずに、Iさんの親しい仲間の皆さん方の楽しい宴会に仲間入りさせていただき、17:00頃から21:00過ぎまでごちそうになった。
 皆さん1品づつの料理を持ち寄りで、でも20数名も集まると、ものすごく豪華な祭りの宴会だった。
 日本人は、昔から農作業を中心とした節目、節目の祭りで、地域のコミュニティを形づくるとともに、それぞれの村単位の文化を育んできたのだろう。
 60~70代の皆さんと指しつ指されつで話していると、改めて自分が根っからの富士市(特に吉原)の人間だと感じるいい時間だった。

# by koike473 | 2007-07-23 23:30 | 市内外のイベント・行事 | Trackback | Comments(0)

 

富士まつり

 今日は、午前中、町内の天王際の片付け、午後は私用でちょっと出かけ、夕方から富士まつりへ。
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 市議会議員になって案内が来た「かぐや姫絵巻」のパレードに参加。
 「白丁」(中国と日本の律令制において、公の職を持たない無位無冠の良民の男子のこと:ウィキペディア)に扮し、白い上下の衣装に着替え、灯りを持って市役所前の青葉通りを30分かけて歩いた。
 観客として何回か観たが、「富士のかぐや姫伝説」を知らないと、なんだかわからない内に終わってしまう。
 今回は、集合場所で全体の流れと自分の役について、何か説明があるかと思ったが、特になく、ちょっと残念。
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 パレード終了後は、20:00から「ゴミバスターズⅡ」に参加。
 こちらは、ふじ環境倶楽部として第1回目からほぼ欠かさず参加しており、今回が7~8回目?(一度、当時の仕事で富士まつりに参加していて、夕方には体力・気力がダウンし、リタイアしたことがあった)。
第1回目は、あたりかまわずゴミを捨てる一般客(ほとんどが富士市民)が多く、それも自分たちの担当が某マクドナルドの周辺一帯で、「ふざけるな、俺はてみゃーらやマックのゴミ拾いじゃにゃーだ!」と皆怒り心頭だった。
 「ゴミバスターズは、ゴミ拾いじゃなく、その姿を見てもらい、ゴミを出さない、捨てない、持ち帰るような祭りにすることが目的だよね」と倶楽部で何度も確認し合い、毎年続けてきた。
 ふじ環境倶楽部は、毎年祭りが終了する20:00~22:00が担当だ。
 わずか2時間しか参加しないが、当初と比べると、ここ数年は、ゴミの量は驚くほど減っている。
 ゴミ持ち帰り用のゴミ袋を配ったり、「ゴミのない祭りにしよう」というさまざまな活動が実を結びつつあるのだと思う。
 でも、今年もいた。最後の最後に。片付けた歩道脇に焼きそばか、たこ焼きを食べてそのままパックとハシを捨てていったバカ野郎が!
 ほんの一握りのこんな奴のために、皆がっかりしてしまった。とても残念!
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# by koike473 | 2007-07-22 23:30 | 市内外のイベント・行事 | Trackback | Comments(6)