カテゴリ:上下水道( 6 )

 

今後5年間は値上げ無しでも健全運営は可能 富士市公共下水道事業経営審議会

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 昨日は、平成30年度第1回富士市水道事業及び公共下水道事業経営審議会が開かれ、その様子を傍聴した。

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 今回のテーマは、市長から諮問された「下水道使用料金の改訂について」の審議だ。

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 5年前にさまざまな議論をし、平成26年度から10年ぶりに17.66%の値上げを行った。

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 5年が経過し、現行の下水道使用料の算定期間が来年3月で終了するため、その後の5年間(平成31年度から35年度まで)の使用料について検討・審議する会議だ。

 審議会では、結論的には、今後5年間は値上げしない「現状維持」とすることとした(写真は今朝の静岡新聞)。

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 しかし審議の中では、

  ・西日本豪雨等を見ていると、インフラの重要性を実感するので、「料金」より「安 心・安全」を優先すべきでは

  ・将来の財政を考えたら、今後整備する下水道計画区域をさらに絞り込むことが不可欠では

との意見が複数上がった。

 当局の見解は、「値上げせずとも、以前から予定の改良工事は5年間計画的に実施でき、さらにその先もある程度健全運営が可能」ということもあり、現状維持に落ち着いた。

 公共料金は、誰でも値上げするのは嫌だが、一方で、運営していくために国の基準内と言え、一般会計からの繰入金が充てられるのを、少しでも減らすことも必要だ。

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 議会では、この日上がった懸念する意見とともに、そんな観点からも議論していかなければと感じた。


by koike473 | 2018-08-02 07:41 | 上下水道 | Trackback | Comments(0)  

今年は富士市の下水処理場に注目! 「下水道施設における地域バイオマスの資源・エネルギー利用」研究会に参加して

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日(水)は、午後から東京で開かれた「下水道施設における地域バイオマスの資源・エネルギー利用」というテーマの研修会に参加した。

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 主催は、何度か参加したNPOバイオマス産業社会ネットワーク。

 会場は、青山にある国連大学内の「地球環境パートナーシッププラザ」。

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 講師は、国交省の下水道企画課の土屋係長。

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 国レベルでは、省庁を超えて下水道汚泥、浄化槽汚泥、生ごみ、食品残さ等のバイオマスを、下水道処理場でガス化してエネルギーとして取り出したり、燃料として活用する動きが進んでいる。

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 富士市でも今年4月には「富士市生活排水処理長期計画」が策定され、その中で「汚泥の有効活用に向けた検討方針」が位置付けられている。

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 具体的には、この日も話題に上がったB-DASYUプロジェクトに、本年度、東部浄化センターの取り組み(【中規模処理場向けエネルギー化技術】 [4]高濃度消化・省エネ型バイオガス精製による効率的エネルギー利活用技術に関する実証事業が採択された。

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 また西部浄化センターでも、まずは下水汚泥の活用に向け民間事業者からのプロポーザル(技術提案)を公募していく予定だ。

 昨年、建設水道委員会で視察した黒部市(富山県)の取り組みも紹介された。

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 今年は、下水道から目が離せない!


by koike473 | 2018-07-06 06:53 | 上下水道 | Trackback | Comments(0)  

下水汚泥のさらなるエネルギー化率向上に向け検討を進める富士市西部浄化センター

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 インフルエンザの熱も下がり、と言っても今回は38.3℃が最高で、その後の腰をはじめとする節々の痛みと咳が長引いた。

 しかしそれも何とか全快!

 明日から取り戻すぞ!挽回だ!

 今夜は、22日(月)に建設水道委員会で視察した後半の西部浄化センターの話。

 昨年10月に、建設水道委員会で黒部市(富山県)を視察した。

 下水汚泥やし尿、食品残渣等のバイオマスをエネルギーとして有効活用していた。

 地元・富士市ではどうなのかと西部浄化センターに伺った次第だ。

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 まずは室内で説明。

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 流入してきた下水が、何度かの浄化施設を経て、きれいになっていく。

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 実際の現場。

 最初沈殿池。

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 エアレーションタンク。

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 最終沈殿池。

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 浄化した後、放流する前の水質の確認。

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 一方、こちらは浄化の際に発生する汚泥の流れ。

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 汚泥消化槽。

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 濃縮された汚泥を温め、嫌気性の状態の中でメタン発酵により有機物を分解し、メタンガス(消化ガス)を発生させる。

 その消化ガスを燃料にボイラーで燃焼させ、その蒸気で汚泥消化槽を5558℃まで温める。

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 しかし、ボイラーで使われない余剰のガスは、この燃焼装置で燃やすだけ。

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 汚泥脱水機。

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 水分80%の汚泥。

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 汚泥は、セメント原料、コンポスト、路盤材等に再利用されているが、そのまま焼却の割合も高い。

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 市では、まずは西部浄化センターの改修にあたり、複合化、広域化等、さまざまな工夫により、下水汚泥エネルギー化率を上げていく方針だ。


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 方法は、いろいろあるようだ。


 大いに期待したい。


by koike473 | 2018-01-28 23:22 | 上下水道 | Trackback | Comments(0)  

超先駆的な黒部市(富山県)の下水道バイオマスエネルギー利活用施設

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 何だかんだで、とても忙しくなってきた。

 ブログも整理がつかないが、黒部市の話をさわりだけ。

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 10月に本年度所属する議会の建設水道委員会で黒部市(富山県)の下水道浄化センターを視察した。

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 下水処理場では、処理後汚泥が発生する。

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 これは、どの自治体でも購入した電気で乾燥させ、処理している。

 黒部市では、汚泥(下水道、農業集落排水)、家庭から出る生ごみ(ディスポーザーで下水管を通して収集)、食品残渣(コーヒー粕)を混合し、メタン発酵させバイオガスを取り出している。

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 そのバイオガスを使い、汚泥を乾燥させ、また発電を行っている。

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 これにより、浄化センターで利用する電力の5080%を賄っているそうだ。

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 国交省、農水省、環境省、厚労省など、省庁を超えた超先駆的な取り組みだ。

 多くの自治体が視察に訪れている。

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 富士市も是非見習いたい。

 最後は、雪国ならではのラッセル車の写真で。

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by koike473 | 2017-11-17 08:43 | 上下水道 | Trackback | Comments(0)  

刺激的だった研修 「民営化はまだするな! やってはいけない上下水道事業の民営化と落とし穴」

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日(金)は、東京に研修に出かけた。

 場所は、東京駅から歩いて10分の新日本橋。

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 日本銀行本店のすぐ近くのビル。

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 テーマは「民営化はまだするな! やってはいけない上下水道事業の民営化と落とし穴」

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 刺激的なテーマ名だが、研修の内容もかなり刺激的だった。

 講師の高橋氏は、現在、国内のいくつかの自治体が上下水道の民営化委託先としているヴェオリア(フランス系水メジャー)の日本法人に勤務していた方だ。

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 人口減・需要減、老朽化等が進み、大きな変革をしなければならないインフラ事業において、これを逆に地域の産業振興、活性化のチャンスと捉えるべきでは、またそのためにはどうすべきかという一貫した主張だった。

 そうした中では、ヴェオリアの実力を認めながらも、「民営化はまだするな!」は、説得力がある話だった。

 今後の事業運営にあたっては、様々なオプションがあり、その組み合わせで考えるべき。

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 そのためには、自分の自治体の運営能力の現状分析がまずは必要。

 こうした動きを支援する「プラットフォーム」が重要では?という提案も新鮮だった。

 こんな話を聴いた後、帰りの路を歩きながらの東京都心。

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 地方での人口減が続く中で、東京・首都圏だけは集中が続く。

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 しかしオリンピック後の2020年以降、団塊世代がもろに高齢化する2025年以降、こうした都市施設やインフラは、どうなっていくのだろう?と思うと、雨が降り前日とは打って変わった天気のように、私の心も寒くなった。


by koike473 | 2017-10-17 08:13 | 上下水道 | Trackback | Comments(0)  

目からうろこ! 「上下水道事業の広域化の勧め」 富士市上下水道経営審議会での講演

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 昨日は、「富士市水道事業及び公共下水道事業経営審議会」を傍聴した。

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 6月議会で、私が一般質問した件が多く含まれていたので興味深く聴いた。

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 1つは、今朝の静岡新聞でも書かれているが「下水道計画の見直し」による郊外部の下水道から浄化槽への計画見直しの件。

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 もう一つは議題に先立ち行われた講演「上下水道事業の特徴と経営戦略プランの趣旨について」。

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 講師は、元福島県三春町企業局長で、総務省・地方公営企業等経営アドバイザー(水道・下水道)を務める遠藤誠作氏だ。

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 遠藤氏は、「経営戦略」策定の意義として「経営基盤強化と財政マネジメントの向上」を強調された。

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 「コストが高いのに、その半分しか使用料で賄われていない」(ちなみに富士市は1㎥当り汚水処理原価252円に対して、使用料は136円(27年度))。

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 特に興味深かったのは、使用料値上げも検討しなければならないが、経営体制の抜本的改革だ。

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 上下水道事業の「広域管理の勧め」だ。

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 例えば富士市・富士宮市の上下水道を併せると、総資産2,000億円?は上場企業並みだ。

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 安定した顧客(市民)があり、150人の職員がいれば相当の運営能力はある。

 製紙業界には、「水処理」のエキスパートが多数いる。

 共同管理から段階的にスタートすることを検討したらどうかという提案だった。

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 これまで考えてもみない話だっただけに、今後の「経営戦略プラン」の内容がどうなるか注視していきたい。


by koike473 | 2017-09-06 07:42 | 上下水道 | Trackback | Comments(0)