2018年 03月 02日 ( 1 )

 

胡蝶蘭の栽培・販売で障害を持つ方の工賃10万円/月を確保 「ユニバーサル就労講演会」で

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25日(日)は、「ユニバーサル就労を拡げる会」が主催する「ユニバーサル就労講演会」(ロゼシアター)を聴講した。

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 「企業家の発想で社会を変える」という講演だ。

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 講師は、NPO法人AlonAlon理事長の那部智史氏。

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 多くの障害者就労支援施設では、月に工賃が平均1万円程度だが、AlonAlonでは、胡蝶蘭を栽培することで、月約10万円の工賃を確保している。

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 那部氏は、複数の企業を経営する実業家で、多くの大手企業が人事異動や新規店舗開業等の際に、胡蝶蘭が値引き交渉されることなく企業⇔企業で贈り、贈られるのを見てヒントを得たそうだ。

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 苗のオーナー制度を採り入れ、仕入れ原価を抑える。

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 また、花市場を通さず、那部氏のネットワークで800社以上の顧客を開拓した。

 那部氏の講演の中でも、障害を持った方が働く上でのキーワードは「切出し」と「わかりやすさ」(可視化)だ。

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 胡蝶蘭の育成、出荷作業を、それぞれの作業に分解し、わかりやすく写真で提示している。

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 また、温度・照度管理等の職人技が必要な部分は、コンピュータ制御技術を最大限採り入れることでサポートしており、「障害を持つ方の社会進出を支える上では、AIは必要不可欠なツール」という話も印象的だった。

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 今後は、相当量の胡蝶蘭を毎年使う企業には、その企業が自社の「胡蝶蘭製造部門」を作り、そのための貸農場(花工場)を提供するビジネスモデルを提案していくそうだ。

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 そこで障害を持つ方を、企業に直接雇用してもらうことで、安定雇用と企業の雇用率確保も達成しようというものだ。

 那部氏の「企業家の発想で社会を変える」という考えは、その前日に鎌倉投信の新井氏の話で聞いた「これからの社会に必要とされる会社」に相通じるものだった。


by koike473 | 2018-03-02 08:08 | Trackback | Comments(0)