2018年 01月 19日 ( 1 )

 

包括的施設リース方式でメガソーラー事業に取り組み、防犯灯の維持管理で市民に還元する善通寺市(香川県)

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 四国視察の3日目は、善通寺市(香川県)の大規模太陽光発電(メガソーラー)事業を視察した。

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 善通寺市では、国の再生可能エネルギー固定価格買取制度(いわゆるFIT)が始まることを受け、遊休市有地を活用したメガソーラー導入を検討した。

 当初は、市の直営、または民間業者への土地の賃貸しによる事業を検討したが、最終的に「包括的施設リース契約」により導入を決定したそうだ。

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 リース方式は、

 ・直営に比べれば売電による収益は少ないが、予算の平準化が図られ、技術的な負担が少なく済む

 ・土地の賃貸しでは7,000千円/年だが、リース方式で事業者になれば35,000千円/年の収益を得られる

等の利点があると判断したそうだ。

 当日は、あいにくの雨だったが、2ヶ所ある発電所のうち、「大麻(おおさ)太陽光発電所」を見学させていただいた。

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 リース事業者は東京センチュリーリース㈱。

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 建設はJFEテクノス㈱と、地元業者ではないが、草刈り等のメンテナンスは地元業者を使うことを条件として公募型プロポーザルで事業を進めた。

 敷地面積約17,000㎡の敷地に太陽光パネルが7,500枚配置されている。

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 発電した直流の電気を交流に変換するパワーコンディショナーと変電設備。

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 一般家庭370世帯分の発電(=CO2削減約630トン/年)を行っている。

 発電された電気がこの電柱から流れていく。

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 四国は、小中学校の地理の授業で習ったように晴天率の高い地域であり、周辺にも民間の太陽光発電施設が目立つ。

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 また善通寺市では、メガソーラー事業で得た売電収益を基金に積立て、それを原資として市内の防犯灯約1,000基(地元自治会がこれまで管理)、道路照明灯約600基をLEDに切り替え、10年間の維持管理をリース契約で市が行うとともに、全ての防犯灯、道路照明灯の電気代にも充て、市民に還元している。

 昨年9月議会でも、一般質問で取り上げられ、当局は以下のように答弁したそうだ。

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 太陽光で創られた電気が、防犯灯、道路照明灯の同じ電気という「目に見える形」で市民生活に還元されており、大変有効かつわかりやすい事業だと感心した。

 帰りは、弘法大師(空海上人)が建立した「善通寺」を市役所の車で5分ほど寄っていただいた。

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 次回は、ゆっくり来たいと思った善通寺だった。


by koike473 | 2018-01-19 07:49 | Trackback | Comments(0)