2010年 07月 29日 ( 2 )

 

暑かった「木こりツアー」で富士ひのき加工協同組合へ

 昨日に続き、「木こりツアー」の話。
 午前中、日本製紙さんの認証林の伐採作業を見学し、午後は富士ひのき加工協同組合に向かった。
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 組合では、さまざまな山から伐り出された材木が入ってくるが、認証林から伐り出された材木は、それ以外の材木と区分されて加工される。
 「森林認証材につき他材混入禁止」の看板が見える。
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 まずは皮むき機への搬入。
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 皮むきの様子は見えないが、むかれた皮は細かく破砕され堆肥の原料になるそうだ。
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 こちらは、皮をむいた丸太を四角の柱にする機械。
 一度に向い合う両面を削り、次は横にして残りの両面を削ると四角の柱ができる。
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 削られた外側の部分からは板材が取れる。この作業も機械が全て行なう。
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 最後に残った端材は、細かくチップにされる。
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 できたばかりのチップは、握ってみると水分が多くやわらかい。
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 次は乾燥機。木材はしっかり乾燥させないと曲がったり、割れたり、いわゆる「狂い」が大きくなる。
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 この「低温除湿乾燥機」では、55℃位で2週間乾燥させ、含水率15%以下にまで下げるそうだ。
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 そして写真奥が「モルダー」と呼ばれる大型のカンナ掛けの機械。
 乾燥させた際に出た狂いの部分を削りながら最終的な製品寸法に仕上げていく。
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 しかし最後は、写真手前のように人が見てチェックし、最後のカンナ掛けを行なう。
 ここまでの一連の流れの中で、最終製品の寸法が100mm角の柱だとすると、最初に丸太にする時は110mm角、乾燥機に入れると少し縮み105mm角に、そしてモルダーと人手で100mm角と徐々に削りながら仕上げていくそうだ。

 製品に仕上げられた認証材には、このように「SGEC」(手の陰で見えないが)と「富士山檜輝」の印が付けられる。
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 出荷を待つ倉庫でも、認証材は「SGEC森林認証材」という目立つシールが貼られ、他の製品と区分されている。
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 こうした管理によって、認証林から出た材が認証材としてプレカット工場、更には建築現場に流れていく。
 認証材の付加価値を、どこに見出し、どう消費者に訴えていくか?
 このところが難しく、これからの大きな課題だ。

by koike473 | 2010-07-29 23:18 | 森林づくり・林業 | Trackback | Comments(0)  

富士ひのきの森林認証林で「木こりツアー」

 24日(土)は、富士山木造住宅協会森林認証材委員会が主催する「木こりツアー」に参加した。
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 少し長い名前だが、富士山木造住宅協会森林認証材委員会とは、環境に配慮して育てられた森林(認証森林)から伐り出された木材を材料に加工し、それを使い住宅を建築する企業・・・木材加工販売の㈱マルダイ及び地元の工務店など計14社で構成する組織だ。
 ツアーは、バス3台に分乗し出発!
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 私は、6月定例議会で富士市市有林の森林認証取得を提案した。
 市としては富士ヒノキのブランド力を高めるためにも、前向きに検討していくとの答弁だった。
 しかし、森林が認証を受けるだけではブランド力のアップには直結しない。
 その森林から伐り出された木材が一定の管理体制の中で加工・流通し、最終製品・・・柱材、板材として住宅等に使用されなければ意味がない。
 そこでこの「加工・流通」過程でしっかり管理し、その部分で認証を受けたのがこの組織だ。

 この日は、認証材の供給元である日本製紙さんの山林(認証林)の伐採作業と、それを製材に引く富士ひのき加工協同組合の見学を行なった。

 参加者は約60名。
 委員会メンバーである工務店のお客さん(富士ひのきを使った木造住宅を建てようと考えている人)の家族が大半だ。
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 大渕の標高800mくらいにある日本製紙所有の林だ。
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 手が入り、間伐された森林は、下草がびっしりだ。木陰はいい風が通り、心地よい。
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 上空を見上げると光が入り込むスペースがしっかりある。
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 60年生のヒノキの伐採作業。
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 日本製紙の担当者が、最も効率よく材木になる長さを指示し、玉伐りしていく。
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 玉伐りされた木材を「グラップル」という重機が器用に掴み、運んでいく。
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 曲がっていたり、虫が入っている部分も、重機を活用して運び出し、チップにしたり、燃料に回し、「森林のゼロエミッション」がかなり進んでいる。
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 こうやって、しっかり育成管理された森林から伐り出された木材が、次の加工現場に回っていくが、そちらはまた後日ということで。

by koike473 | 2010-07-29 05:07 | 森林づくり・林業 | Trackback | Comments(0)