吉原商店街 震災復興まちづくりワークショップ
2008年 12月 22日
18日に私の一般質問があった。19日には市長から「中央病院は、東部地域の産婦人科中核病院として、浜松医大から医師派遣を更に増員してもらえる見込み」とうれしいサプライズがあった。
22日は、どんなやり取りがあるだろうか?
16日の晩に、「第3回 吉原商店街震災復興まちづくりワークショップ」に出席した。
このワークショップは、富士常葉大学環境防災学部が主催し、吉原商店街振興組合、富士市、富士商工会議所が協力する形で、今年の8月(第1回)、10月(第2回)、そして今回と3回で完結するWSだ。
学生や市の関係課職員もオブザーバーで参加し、会場は一杯だ。
私は、1、2回とも別件が先約で入っていて、今回始めての参加だった。
ただ、主催者である富士常葉大の池田先生は、タウンメネージメント吉原で進めている再開発研究会を立ち上げる前に、3月の事前勉強会で講師として起こしいただき、「地震に負けないまち・商店街」の講演をしていただいた。その際に、20年度はこんなことをやりたいという話は伺っていた。
また、第1回、2回の経過は、商店街の皆さんや市の関係課の方々からも聞いていたので、おおよそのイメージはできていたつもりだった。
第1回(8月)の様子。「まちの被害と復興をイメージする」をテーマに、大地震が来て、吉原商店街が全壊した場合を想定し、仮設住宅の配置計画を想定した。
第2回(10月)の様子。「震災後の復興まちづくりを考える」をテーマに、全壊した吉原商店街の新たなまちづくりをグループごとに考えた。この時は、テレビクルーが取材に入り、特集で放映された。
そしてこの日の第3回目のテーマは、「復興訓練を振り返り、事前にすべきことを考える」だ。
普段からの防災対策、今後のまちづくりなどの考え方を各グループで検討した。
私が入ったBグループでは、
・街区に新しく入ったテナントの人々や外国人の方々のことをわからないので、事前に把握しておく
・防災訓練は、ほとんどやっていないので、とにかく実施する
・祭りつながり、商売つながりで、市内外の方々と「復興サポーター協定」を結ぶ
・「復興サポーター」は、災害時だけでなく、普段のまちづくりについても「まちづくりサポーター」として協力・参加いただけるようにする
などの意見が出た。
各グループの代表が発表した。
また、アドバイザーとして参加いただいた首都大学東京の市古(いちこ)先生は、地域復興協議会の重要性と、災害後スムーズに協議会を立ち上げ、稼動させるための事前の準備の必要性を話された。
「なるほど」とうなずくことばかりだった。防災訓練も重要だが、災害後のまちづくりの進め方を検討する組織をどう作るかは、発災後では混乱してなかなか進まないことは容易に想像される。
商店街だけでなく、各地区で必要なはずだ。
最後に商店街の方が言っていた言葉が印象的だった。
「災害後のことも重要だけど、命あっての話だ。死なないように耐震化について改めて考えなければ」
by koike473 | 2008-12-22 00:05 | 防災 | Trackback | Comments(0)