おつかいチャレンジャー

 15日(土)に行われた「おつかいチャレンジャー」の報告。
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 おととい報告した「親子ワンデイトリップチャレンジャー」は、小学校3年生以上を対象としている。
 しかし、もっと小さな小学校1、2年生の子ども達とその親世代の皆さんにも、バスに乗ることを体験してもらうことを目的に開催したのが「おつかいチャレンジャー」だ。

 テレビでやっている「初めてのおつかい」にイメージをダブらせた方が多かったようで、40組以上の参加申し込みがあったそうだ。
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 この「チャレンジャー」のしくみは簡単だ。親子で決められたバスに乗り、富士本町、あるいは吉原本町に行き、やはり決められたお菓子屋さんで、500円の買い物をして、またバスで帰ってくるというものだ。
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 ところが、9時過ぎから受付を訪れる親子を見ていて心配になってきた。
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 見るからに幼稚園児や、もっと小さなおしめを付けていそうな子どももいる。
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 事前の説明会が始まると、最初は前を向いていた子ども達も、5分もしないうちに飽きてしまい、フラフラし始める。
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 いよいよスタートだ。記念写真を撮ったり、初めて乗る(?)バスの時刻表を確認したり!
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 バスはやはり大人用にできている。小さな双子は、一つの座席にすっぽりだ。
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 「富士本町」のバス停で下車。ここからお菓子の「僊菓堂」さんまで、もう少しだ。
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 「僊菓堂」さんには、選ぶのに困るほどのケーキが並んでいる。
 ここからは、親は基本的に見ているだけだ。
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 自分が好きなケーキやお菓子を組み合わせて、なるべく500円ぴったりで買えるよう、どの子も真剣だ。幼稚園の子供でも、お金の計算はどの子もしっかりできる。(昔、私の弟もそうだったことを思い出した)
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 お金と商品のやりとり。ショーケースの上まで届かない手が何ともかわいらしい。
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 買い物が終わったら、再び富士駅からバスで市役所に戻るのだが・・・。「疲れたよ~」
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 無事、全員、おつかいを終えて市役所にゴール。

 今回の「おつチャレ」は、小さな子ども達と言うよりは、その親世代の皆さんに、バスや公共交通のことを考えてもらうきっかけになれば幸いだ。
 何人かのお父さん、お母さんと話をしたが、やはりほとんどバスに乗らないそうだ。一方で、「ひまわりバスが、もう少し外側を廻ってくれたら使いやすいのに」という意見も何人かから聞いた。
 市でも現在、自家用車主体から公共交通主体の移動ができるようなまちにするために、試行錯誤しながら取り組んでいる。

 しかしこの日の「おつチャレ」で、少しだが明るい希望が持てた。
 何組かの家族が、市役所に来るのにバスで来たそうだ。「朝はちょうどいいバスがあったから。でも帰りはどうかな?とりあえず吉原中央駅までバスで行けるといいんですが」と言っているお母さんがいた。
 「おつチャレ」の練習のつもりでバスに乗ったのかもしれないが、こうした地道な取り組みで、いろいろな立場の皆さんが「暮らしと公共交通」のことを考え、発言する場を増やしていくことが、やはり重要だと思う。

by koike473 | 2008-11-19 22:33 | 公共交通・自転車 | Trackback | Comments(0)  

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