今年も「親子ワンデイトリップ チャレンジャー」
2008年 11月 17日
これは、あらかじめ設定された市内のチェックポイントを必ず回り、制限時間内にバスや電車に何回乗ることができるかを、グループに分かれて競うゲームだ。
あまり使わなくなった公共交通に親子で乗ってもらい、バスや電車の良い点や改善点を提案してもらおうという取り組みで、今年で3回目だ。
毎回、所属するNPO法人ふじ環境倶楽部がスタッフとして手伝っている。
朝は晴れていたが、富士山に笠雲がかかり、怪しげな天気だ。
まずは、どのようなルートで回ってくるかの確認。どのグループも、事前の作戦会議で練ってあるので、大丈夫(?)
9時のスタートに合わせ、バス停に向かう。市役所前発9:04のバスに乗るため必死だ。
何とか間に合い、マスコミ各社の取材撮影を受けながら出発!
私は、事前の作戦会議に出席できなかったので、「ワンデイ」のグループには同行せず(できず?)、同じ日にもう一つ行われた「おつかいチャレンジャー」(これは後日改めて書きます)に同行。
この「おつチャレ」で富士駅に行き、バス停で待っていると、バスから降りてくる人達が・・・。
「ワンデイ」の「ひまわり」チームだ。
「バスが遅れ、乗り換える予定だったバスに乗れない、困った」とのこと。
「どうしよう」と時刻表を見て検討開始!
すると、乗り換え予定のバスも遅れて入って来た。運転手さんに行き先を確認し、GO!
どのチームも悪戦苦闘しながら何とか制限時刻の12:10までに市役所に戻ってきた。
昼食後、グループごとの検討会。バスや電車に乗って、「良かったこと」、「悪かったこと」、「もっとこうしたらどうか(提案)」を模造紙に書き込んでいく。
そして発表!思わず「なるほど」という提案が連発!
提案を審査する審査員の皆さん。富士急静岡バス、石川タクシー、岳南鉄道の交通関連会社の皆さんにお越しいただいた。
審査員からの優秀賞は、富士駅でセーフだった「ひまわり」チーム。「路線によって、時刻表の色とバスの車体の色を統一すればわかりやすい」、「駅にバス停への案内を矢印で掲示したほうがいい」などの提案が高い評価を受けた。私も納得!
そして最後は、「スゴロクゲームチャレンジ」。交通スゴロクで、帽子をかぶった私=「ワンデイ君」に勝ったチームは、ポイントがもらえる。
しかし、優勝は「ワンデイ君」チームで、みんなガッカリ!「もう1回スゴロクやりたい」の意見噴出!
合計ポイントで総合優勝は「しおかぜ」チーム。
解散の時、参加者のお母さんの一人が言っていた「今日、ここ(市役所)に来るときもバスで来れば良かったのにね」に救われた思いだ。
by koike473 | 2008-11-17 23:54 | 公共交通・自転車 | Trackback | Comments(2)
くしくも、昨夜のNHKで、路線バスが全国で次々に廃止されてる事が取り上げられていました。
私の住んでる大渕でも、バスの本数がかなり減ってます。
年をとって、車に乗れなくなったら、交通手段に困るなぁと、漠然と思っていましたが、テレビでは年金生活のお年寄りが、病院通いにお金がかかってしまい(治療費、交通費)生活が大変だと言ってました。
公共交通機関を、もっと大勢が利用したら、各社も採算がとれるのにね……
使わないと路線バスは廃止せざるを得ません。
でも、市民のみなさん、特に高齢者や子供たちには絶対必要です。
市でも、自動車中心の暮らし方から、バスや鉄道も加えた暮らし方にシフトしていただこうと試行錯誤しています。
でも、バス料金が高いのも事実ですよね。
そして、そのバスすらなくなったら・・・。
この間の原油高騰をきっかけに、本気で考えないといけませんよね。