日本一高い、チャレンジスピリット 「f-Biz」

 昨日は、8月初めに開所した富士市産業支援センター「f-Biz」の視察勉強会があった。
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 私が所属する議会会派が企画し、他の会派にも声かけし、計17名の議員で「f-Biz」を訪問した。
 「f-Biz」は、起業・経営相談、セミナー・講演会・交流会の開催、地域産業支援機関へのコーディネート、情報発信等を通じて、「新しくビジネスを始めたい、今の事業をさらに大きく成長させたい」という人や起業をサポートする拠点だ。
 市が予算を確保し設置したセンターであるとともに、「SOHOしずおか」や「はままつ産業創造センター」で大きな成果を上げ、この分野では全国的にもカリスマとして著名で、なおかつ地元・富士市吉原の出身である小出宗昭氏をセンター長に迎えたことから、議会としても大変注目している。
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 8月:123件、9月:123件と、開所以来の2ヶ月で246件の相談があった。
 これは、当初予想した月25件を大幅に上回る数字だ。
 小出氏の静岡、浜松での実績と、開所前から新聞等で効果的にPRしてきた成果が早くも現れている形だ。
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 小出氏の考え方は極めて単純だ。「いっしょに考えよう、いっしょにやりましょう」だ。
 全国の公的産業支援機関が苦戦しているのは、箱物(施設)や制度(相談員等の配置)は造ったけれど、その運営姿勢は「支援してやる」、「問題点指摘」型が多く、「ともに前に進んでいこう」という形ではないからだと言う。
 確かにそう思う。
 数年前、SOHOしずおかに小出氏を訪ねた時、秘書役の女性が言っていた。「小出さんは、これだと思えば、サポートをしてくれそうだったり、ともに事業をやれそうな方の所に、相談者といっしょに出かけます」。
 事実、私が訪問したのは午後1番だったが、その時も午前中の相談者といっしょに関係者のところに出かけ、まだ帰ってきておらず、少し遅れてあわてて戻ってきた。「すみません。先方の方と話が進んで・・・」とのことだった。
 昼食もとらずに私と打合せを行ったが、帰り際に秘書役の女性が、「ほとんど毎日こんな感じです。お昼を食べる時間がないので、相談時間の合間に『おかゆ』を食べるくらいです」
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 このような姿勢と、目に見える形の成果を出していることが、企業経営者やこれから起業しようと考えている方々にとって、わかりやすく、そして共感を呼ぶのだろう。
 熱く語る小出氏に、参加した多くの議員も共感し、エールを送った。
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 近々、f-Biz開設後、開発を支援した製品の第1号(紙製品)が、日経新聞等、マスコミで報道されるだろうとのことだ。
 「日本一高い、チャレンジスピリット」を合言葉にした「f-Biz」に、これからも注目だ。

by koike473 | 2008-10-15 06:41 | 産業振興・雇用 | Trackback | Comments(12)  

Commented by セミナー参加者 at 2008-12-21 13:17 x
f-bizのセミナーに参加しました。

毎回、駄洒落がテーマとなり大変問題がある内容と感じました。

さらに、市の予算を使っているにもかかわらず、参加者からアンケートを取らないのは、主催者が内容の稚拙さを自覚しているからでは?と思えます。

是非、このような取り組みには実施内容をフィードバックできるような仕組みを導入お願いします。
Commented by koike473 at 2008-12-22 00:15
セミナー参加者様

「毎回、駄洒落がテーマ」とは、どんなテーマ、駄洒落なのでしょうか?
私は前回(3回目)しか参加していないので、前2回はわかりませんが、駄洒落はあったでしょうか?

確かにアンケートは、次に繋げる手段の1つだと思います。
ただ、最終的な目標は、「富士市から新たな起業、ビジネスをより多く起こす」ことだと思います。
開設して4ヶ月です。
もう少し、長い目で見てもいいのでは?と思いますが?
Commented by 匿名参加者 at 2009-03-31 11:17 x
第3回もそうでしたが、毎回、”商品のネーミングについて考えよう”というのがワークショップのテーマでした。商品について、大まかな条件設定も無く、ただネーミングを中心に売り方を発表させるのです。これでは駄洒落なってしまうのがオチです。
Commented by 匿名参加者 at 2009-03-31 11:19 x
議員もご存知のように商品のネーミングは、商品や販売しようとする主体が置かれているマーケットでの位置づけによって最も効果的なものが選択されるべきものです。

それら条件が設定されないケーススタディなので、必然です。
Commented by 匿名参加者 at 2009-03-31 11:20 x
しかし、f-bizに集まった事業者は、部品メーカであったり設備管理者であったりと"ネーミング"とは違った悩みを持つ方が多いようでした。
Commented by 匿名参加者 at 2009-03-31 11:22 x
実際参加者と話すと、多くがマーケティングやプロモーションの方法に悩んでいたように感じました。が、小出氏に相談しても、”高校生でも分かるような一般論しか答えがかえってこない。””具体策が無い。”というのが多く言われています。
Commented by 匿名参加者 at 2009-03-31 11:23 x
また、ケーススタディの例として、富士の特産品を設定して来たのですが、その商品がどの程度製造され、どのように売られているか知らず、参加者に指摘されるシーンもありました。
Commented by 匿名参加者 at 2009-03-31 11:25 x
あげくの果てに最終回の講演で、自らコンビニに
出向き、商品をいくつかピックアップし、”ネーミイング”について批評するということを堂々とやったのです。

コンビニ商品は、”説明できれば良い”、”広告はしない”といった性質を持っています。
Commented by 匿名参加者 at 2009-03-31 11:27 x
これらから小出氏は、
・マーケティングの知識を持っていない。
・経験によってある程度販売の紹介できる人脈はあるが、広い範囲ではない。
・富士市の産業について勉強していない。
・経営について勉強していない。
・銀行の業務経験から県や国の補助金の申請手続きには詳しい。

看板とずいぶん違うと思いませんか?
しかるべき方法でフィードバックを行い具体的に効果を測定されるべきと思います。
Commented by 匿名3禍社 at 2009-04-05 14:06 x
上記コメ匿名参加者様の意見に賛成です。以前セミナーに参加もし、個別案件の相談にも伺ったが、本人の興味のない分野だったのか、当方が稚拙な相談に伺ったのかわからないが、時間を使っただけのように感じた。
f-bizでは、ある程度のバックボーンがあり、実際に商品の販売等を広く行っている企業を選定しているのではないか。
知り合いの他社の代表者も単なる話をしただけで、今後の展開に繋がる様なヒントにもならなかったと、言っていました。今後、どういった案件があり、どう進行しているかなど、市民に報告する事は必要だと、私も個人的に思います。
匿名参加者さんの意見は的を得ていると、思うのですが小池市議は返信もないのですね。コメントのあるblogましてや市議blogとして発信しているのであれば、真摯に意見を受け止め、双方向で意見の交換をするのが普通だと思うのですが・・・。どうお考えですか?
Commented by koike473 at 2009-04-05 23:31
匿名3禍社様

 「f-Biz」については、この8ヶ月の相談件数やそのメッセージ性は満点だと思います。
 今後は、匿名3禍社様もおっしゃるとおり、「f-Biz」での相談の結果、どんな製品や新しい事業が立ち上がってくるのかで改めて一定の評価をすべきだと思います。
 ただ、相談途中の案件を公表することは、商品開発、事業開発という性格上できないことです。
 また匿名参加者様からのコメントについてですが、1つのコメントを小さく7つに分けて投稿するという姿勢に、私としてはちょっと違和感、疑問を感じたので返信コメントは差し控えさせていただきました。
 また、匿名参加者様、匿名3禍社様とも「f-biz」ではなく「f-Biz」ですよね(細かな話で申し訳ありません)。
Commented by 匿名3禍社 at 2009-04-06 18:14 x
早急のお返事ありがとうございます。
流石、元コンサルタント(現在は所長兼務とのことですが…)で鳴り物入りでご当選なさった市議会議員の先生は、
細部に渡って様々なご思案をするものだと、感服いたしました。

その高いアンテナで、富士市の無駄な予算の削減もされることと期待しています。

f-biz→×
f-Biz→○
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