富士山観光交流ビューローの第2回チャレンジミーティング
2008年 10月 09日
この日は、同じ時間にロゼシアターで「第36回富士市社会福祉大会」があり、最初はそちらに出席のつもりでいた。
ところが後日、観光交流ビューローから開催通知が来て、福祉大会を断って(「出席」で通知を出していたので)こちらに参加した次第だ。
60名以上の参加者がいたが、この日から2つの常任委員会で視察に出かけていることもあり、議員は私だけだった。(7月の前回は、4人いたのだが)

講演会は、「着地型・滞在型観光商品の造成に向けて ~富士山のブランド力と地域連携~」というテーマで、しずおかツーリズムコーデイネーターの今井利昭氏が講演した。
通常、旅行会社は、その地域のお客さんを、いわゆる観光地に送り出す「発地型商品」を売っている。しかしこれからは、観光地側が、きめ細かな観光メニューをしつらえ、提供し、お客さんを受け入れる「着地型商品」を開発しないと新たな観光商品(=観光コース)が増えない。
しかし、大手の旅行会社は、そのような地域の細かな情報を収集し、メニュー→コースまで創り上げるところまではなかなか手が出ない。
そこで、地元の方々が連携し、アイデアを出し合いながら、新たな観光商品を創っていくことが必要だという話だ。

実は、数年前に、所属する「NPOふじ環境倶楽部」が窓口になり、富士地域の農業、林業、酪農、自然、製紙工場見学などを組み合わせた体験型プログラム「富士山においでよ!ワクワクがてんこもり」を造った。


今は組織そのものが消滅してしまった県富士行政センターの協力をもらいながら、富士地域でさまざまな体験ができる施設や団体と連携し、ふじ環境倶楽部でさまざまな旅行会社にもあたった。
だが、旅行業法や旅行会社との間のマージン等との調整が難しく、中途半端な形で終わってしまった苦い思い出がある。

しかし、JTBに勤務していた今井さんが「旅行会社は、細かな地域の観光資源の掘り起しができない」と言うのだから、地域側にとってはまだまだ可能性はあるはずだ。
旅行業のプロがいる富士山観光交流ビューローのコーディネート能力に期待するところだ。
後半のチャレンジミーティングは、前回の7月と同様、「ワールド カフェ」という手法のワークショップが行われた。
1 富士地域への来訪者を増やすために、あなたができることは何でしょうか?
2 「富士かぐや姫茶漬け」を、地域の観光振興にどのように活かしたらいいでしょうか?

「富士かぐや姫茶漬け」は、拡大普及に取り組んでいるJC(青年会議所)のメンバーが概要を説明した
この2つのテーマに関し、4人の小グループでアイデア出しを重ねていく。

富士地域のいろいろな業種の方が参加していた。
最後は、流れ解散の形で終了したがちょっと残念だった。
と言うのは、ワークショップ終了後の簡単な交流会があるものと思っていた。
そこで、ワークショップで知り合い、「おもしろそうだ」と思った人と、もっと具体的な意見交換ができるかと期待していた。
次回は、是非、開催案内の段階から、「交流会」を組み込んでPRすべきだと思うのだが?
by koike473 | 2008-10-09 23:25 | 観光・シティプロモーション | Trackback | Comments(0)