「田宿川」で「第1回静岡県景観賞」の現地審査!
2008年 09月 09日
私が審査員なわけでない。
「田宿川の環境整備に関する活動」地区、つまり今泉の田宿川において長年清掃活動等に取り組んできた「わき水田宿川委員会」を中心とする活動とその成果が景観賞の候補になり、その現地審査が行われたのだ。


毎年6回以上行われる田宿川の川そうじ(写真は今年5月のそうじ)
この景観賞、実は昭和63年から昨年まで20年間、「静岡県都市景観賞」として審査、表彰してきたものをバージョンアップしたものだ。
これまでは、「都市景観」に限っていた審査対象を、「自然」や「農山漁村景観」、あるいはそのような「景観づくり活動」にまで幅を広げるものだ。
募集部門として、
・ふるさとしずおか部門・・・静岡を象徴する景観、歴史景観
・美しいまちなみ部門・・・都市景観
・水と緑のうるおい簿門・・・自然景観、農山漁村景観
・景観のいろどり部門・・・警官構成要素
・景観づくり活動部門・・・上記各号に貢献する活動
に分かれている。
「田宿川」地区は、富士市建築指導課(まちなみ整備担当)が事務局として「景観づくり活動部門」に応募したものだ。
91件の応募があり、書類審査で16件が残り、今日は、そのうちの東部地区の5地区について現地調査が行われた。
地元の「わき水田宿川委員会」のメンバーをはじめ、事務局の富士市建築指導課、田宿川を管理し、遊歩道や護岸の整備を実施した県富士土木事務所の職員の皆さんが、審査員を出迎えた。

審査員は、大学の先生や建築・建設関連団体の長の皆さんなど、計18名の方々だ。
まずは、田宿川の水源の一つ「まちの駅 わきみず寺」(法雲寺:私の妻の実家)の駐車場にバスを停め、「わき水田宿川委員会」の田中事務局長が取り組みの概要を、藤田住職がわき水の湧く様子を説明した。
審査員の中には、前職やNPO活動などの場面で、これまでいろいろお世話になった先生が3名いらした。
それぞれあいさつさせていただき、「田宿川」に関する地元の皆さんの思いと取り組みをしっかりPRした。

「わきみず」で喉を潤す静岡大学農学部の小嶋教授

「三島に比べると、よほどこちらの方が湧水の量が多いですね。知らなかった」、「昔、汚かった河川がこんな透明な流れになったんですか」



「水草がこんなにたくさん、水中でゆらゆらしている景観は初めてだ」
など、審査員の多くの方々が市街地を流れる湧水の小河川に驚いておられた。


30分ほどの見学で、あわただしく次の候補地・沼津に向かいバスで出発した。
最終審査の発表は、11月中旬だそうだ。
楽しみに待とう!
by koike473 | 2008-09-09 23:46 | 富士市の清流・田宿川 | Trackback | Comments(2)