第二東名(新東名)は、着々と工事が進んでいます!
2008年 08月 31日
まずは、新東名本線工事や、関連する富士市の事業について市当局から説明があった。
富士IC周辺の航空写真。写真左下から右上のルートが西富士道路。右側が新東名。
本線は県内区間については100%の着手率で、あと2~3年で工事が完成する。
一方、市の関連事業として、市の最も東側に位置する船津地区に流れ込む春山川の支流の 「トツラ沢」に、新たに調整池を建設することになったことが報告された。
説明の中では、再度新東名に関連する市内区間を調査した結果、トツラ沢下流部の流下能力が懸念されるため調整池を造る判断をしたとのことだった。
私は、本年7月の青葉台地区における水害の例を引用しながら、「トツラ沢以外は、新東名の下流部だけでなく、新東名建設によって地形上、「堰」ができるような場所も含め、問題がある場所は他にはないと判断して良いか?」と質問した。
当局の答えは、「今回の調査は新東名下流側に流れる河川を調査したものであり、上流側については、今後地形を見ながら水路整備等を行っていく」というものだった。
「是非、早急に対策をとってもらいたい」と要望した。
その後は、富士ICから吉原JCT(静岡市)までの区間の現場視察を行った。
バスに乗り、富士ICから本線に入るが、下り線は、大半が完成しているそうだ。
ちょうど1年前、昨年の8月に来た時はつながっていなかった天間から岩本山のトンネルにつながる高架橋が、ほぼつながっていた。
富士川橋は、その橋脚の高さが80m以上あり、アーチ型の橋と水面との間に、すっぽり「東京ドーム」が入ってしまう大きさだそうだ。
富士川橋から北側は、富士川町松野地区や、富士宮と結ぶ「蓬莱橋」が見える。
富士川トンネルは、延長が4,500m以上あり、新東名の中では2番目に長いトンネルだ。途中には非常時に避難できるよう、上り線と下り線の間をつなぐ連絡トンネルも数箇所掘られている。工事中の現在は、作業車が行き来する貴重なルートのようだ。
興津川橋からは、すぐ下にトックリのような形をした浄水場のタンクが見える。興津川にキャンプや釣りで行ったことがある方は、誰もが覚えているタンクのはず。
現東名と連絡する吉原ジャンクション(JCT)。下の写真の「中部横断」のすぐ右側あたりから新東名を名古屋方面に向かって見た写真。
同じ場所から「清水連絡路」(現東名方面)を見た写真。
議員に加え、関連する市の部課長さん方も同行した。
私は、新東名は絶対に必要だと思うが、東京都の副知事になった猪瀬氏ではないが、「土木技術の展覧会」(?)のようなこの新東名に驚くばかりだった。
by koike473 | 2008-08-31 23:44 | 公共施設マネジメント | Trackback | Comments(2)