わきみず寺の灯篭流し

 16日(土)は、高校の同窓会の後、妻の実家の法雲寺に向かった。
 お寺の夏の最後の行事である「灯篭流し」に参加するためだ。
 法雲寺は、「まちの駅 わきみず寺」というように、境内のいたるところから水が沸き、それが小さな河川を造り、境内を横切る形で流れている。
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 まずは、住職読経のもとで「お焚き上げ」。故人の遺品やお守り、弔電などを焼き上げて、天に帰します。住職は、1時間近く火のそばで立ったままお経を上げます。
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 駐車場では、灯篭の販売。姪や甥が手伝います。
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 灯篭に、家名や祈り言を書き入れ、壇上に並べます。
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 日が落ちた19:00過ぎに、再び住職の読経のもと、灯篭に火を入れます。
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 我が家の灯篭を、順番に流します。
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 灯篭は、精霊と家族の思いを乗せて、ゆっくりゆっくり流れていきます。
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 最後は、本堂に上がり、焼香して終了です。

 「灯篭流し」は、お盆で我が家に帰っていた精霊が、安心して再びあの世に戻れるよう、船(=灯篭)に霊を乗せて祈りながら流す行事とのことだ。
 法雲寺では、この灯篭流しを始めて今年で5年目だが、毎年、檀家の方々の参加が増えているようだ。
 今年は、80個近い灯篭が流された。

 ちなみに近年、各地の河川で、この「灯篭」による河川の環境問題が指摘されている。流しっぱなしによって下流部にゴミとして流れ着く。また最近は水溶性の灯篭も多く出回り、形はなくなるが、強いアルカリ性を示すものが多く、水質への影響も懸念されているようだ。
 しかし、ここ法雲寺では、檀家役員の皆さんが、境内の最下流部で流れ着く灯篭を回収し、しっかりと処分していただいている。

 私の父も、しっかり戻ることができたことだろう。
 改めて合掌。
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by koike473 | 2008-08-20 23:43 | 季節・四季・日常 | Trackback | Comments(0)  

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