高校の同窓会
2008年 08月 19日
今年4月にオープンした「富士交流プラザ」で総会、講演会。通りを挟んで向かいにある「ホテルグランド富士」で懇親会だ。
富友会は、おそらく富士高(当時は富士中)開校直後から毎年開かれており、今年で86回目だ。
私は、卒業して既に30年以上経つが、出席は今年で4回目という劣等生だ。
年次総会の後、記念講演があった。私より10年先輩で、国立がんセンター研究所所長の若林敬二氏による「癌と仲良く人生を楽しむ」という話だ。
「癌を楽しむ」とは?と思うが、講演のポイントは以下の通りだ。
・現在では、男性は2人に1人が、女性は3人に1人が癌を発症している
・癌は大別して1期~4期までに区分されるが、1、2期に発見し治療すれば、かなりの高い 割合で直すことができる
・しかし、3、4期の進行期、転移期ではほぼ難しい
・また、癌の発生は、さまざまな原因によるが、中でもタバコ、食事(肥満)による割合が、それぞれ30%を占める
・特に食べ物との関連では、乳がん、大腸がんは、脂肪分の摂取と相関関係が高く、胃がんは塩分との相関が高い
・検診を定期的に行い、早期に発見、治療することが重要だが、この数年でこれまでは発見できなかった小さな癌を、かなり高い割合で発見できるような技術が確立されつつある
私は今年50歳になり、がんの「節目検診」(5歳刻み)の通知をもらっているが、ひっぽかしたままだ。
「しっかり受けなければ」と思った同窓会だった。
記念講演後の「演奏会」。バリトン歌手の長谷川寛氏の独唱と、富士フィルハーモニー管弦楽団の金管5重奏団による演奏。おなじみの曲が多く、みんな楽しく聴いた。
会場を移しての「懇親会」。抽選会の当選者を読み上げるアナウンスが続き、近くの人との話が聞き取りにくく苦労した。
by koike473 | 2008-08-19 23:42 | 保健・福祉・医療 | Trackback | Comments(0)