静岡県富士水泳場とスポーツコンベンション

 9日にゲートボール大会の帰りに総合運動公園の駐車場前を通ると、いつもは空いている臨時駐車場までぎっしりと車が停まっていた。
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 「なんだろう」と通路に車を停めて見ると、愛知県や岐阜県のナンバーが目立つ。
 おまけに大型バスも10台ほど停まっている。
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 「プールで大きな大会だ」と思い、県営プール(静岡県富士水泳場)をのぞいた。
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 「第30回東海中学校体育大会」が行われていた。
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 久しぶりに体験する「塩素」のにおいだった。

 最近は、悪い奴がいるので、プールの中での写真撮影は禁止だ。
 そのため、写真は富士市のフォトライブラリーから、平成15年に開かれた「ニューわかふじ国体」の写真を借りて掲載します。
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 メインスタンドは、ほぼ満席で、プール西側の木製デッキ(?)の部分も、各学校が毛布を敷いて、選手たちが休んでいた。

 中学校の教員になっている同級生に会ったので話を聞くと、「各県、県大会4位までの選手が出場できる」そうだ。
 北島康介選手の優勝で盛り上がっている北京オリンピックの記録と比べると話にならないが、私が中学生の頃の記録と比べると、どの種目も「天と地」くらいの差がついている。
 練習環境やトレーニング方法、そして注目を浴びる競泳用水着などの影響もあり、記録更新のスピードには驚くばかりだ。
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 ところでこの県富士水泳場は、近年、競泳の大会だけでなく、飛び込みやシンクロなどのナショナルチームをはじめとする国内有数チームの合宿地として人気を集めている。
 水泳場を管理運営する指定管理者が、日本水連やスイミングクラブ協会などに積極的に営業している成果が現れている。
 また、近くにある「富士ハイツ」だけでなく、市内のホテル・旅館の皆さんが熱心に合宿を誘致し、プールと宿舎間の送迎なども積極的に行っている。
 この日も2日間にわたり開催されていたので、宿泊や食事などで、かなりの額が市内に落ちただろうし、富士市のことを多くの人に知ってもらうことができたはずだ。
 「スポーツコンベンション」が根付き始めているということだ。

 一方、浜松市では、新しいゴミの焼却場建設に併せ、その余熱を利用して国際大会も開催できるプールを建設中だ。
 その名も、浜松が生んだ世界的名スイマーにちなみ、「古橋廣之進記念浜松市総合水泳場【愛称「ToBiO(トビオ)」】だ。
 本年度中には完成し、こけら落としに、来年4月の「水泳日本選手権大会」を開催するという。
 施設の規模や設備では、浜松に負けてしまいそうだ。

 しかし、これまで積み重ねてきた実績や、目に見えないフォローの体制が富士市にはできつつある。
 それをより後押しするのは、地元から良い選手が育ち、市民が応援し、プールに足を運ぶようになることだと思う。
 そうした意味では、富士常葉大の水泳部ががんばっているし、飛び込み教室から育った子どもたちが全国大会で入賞するようになってきた。

 こう言う自分も、まだ富士水泳場の50mプールで泳いだことがない。なんだかんだ言う前に、一度泳ぎに行かなければ!

by koike473 | 2008-08-13 23:21 | 観光・シティプロモーション | Trackback | Comments(0)  

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