許せない!ゴミの不法投棄
2008年 08月 04日
話を聞くと、比奈に所有している山林(ヒノキの7~8年生位)にゴミを捨てられたとのこと。山林の所有者は、80歳過ぎのおじいさんで、山林に隣接して畑があり、今でも時々行くのだが、7月24日の夜中くらいに捨てられたらしい。
とにかく現場を確認しようと出かけた。
現場は車がめったに通らない道路沿いだ。
「モノ」は、犬小屋を解体したものと思われる壁板やフェンス、毛布などだ。
発見した時は、山林内と道路上に散らばるような形で捨てられていたそうだ。
クギが出た廃材もあり、危ないと思ったおじいさんは、道路に散乱していた投棄物も含め、全てを自分の山林の入口(車を出入りさせる部分)にまとめてあった。
パッと見ただけだが、犯人を特定できるようなものは見当たらない。
富士山が泣いている!
以前(今年1月)、タタミ70数枚が農家のハウス前に不法投棄されたが、その時はその量から見て、明らかに無届けの産廃業者などの「プロ」による仕業だった。
しかし今回は、その量といい、ほぼ犬小屋に関する廃材だけということからして、個人、それもこんな場所を知っているということは富士市民(?)による不法投棄だと思われる。
翌日、市の廃棄物担当課に相談した。
市内では、このような不法投棄が年間300~400件発生していること。
犯人が見つかれば、犯人に片付けさせるが、見つからない場合は、申し訳ないが、地権者の方に片付けていただいている。
行政(税金)では、片付ける予算立てはなく、仮にその全てを行政で片付けるとなると莫大な金額になってしまう。
ただし、道路上の廃棄物は道路管理者(=市)で片付ける。また、このような場合の廃棄物に関しては、片付けた地権者の方が環境クリーンセンターに持ち込めば、クリーンセンターで処分する。
とのことだった。
私は、「タタミ事件」の時もそうだったが、何も悪くない捨てられた場所の持ち主を救う意味でも、何とか行政で片付けてもらえないか?と相談するつもりだったが、「年間400件」という数字を聞いて、あきらめざるを得なかった。
おじいさんのお宅に、このやり取りを伝え、31日(木)の夕方、その家の息子さん、お孫さんと一緒に、私もこのゴミをおじいさんの軽トラックに積み込んだ。
犬小屋のフェンスなど
ちょうど軽トラ一杯分。量から見ても、業者ではなく、市民が持ち込んだものと思われる
改めて犯人を特定できるような物がないか捜したが、何も見つからなかった。
2日(土)に、クリーンセンターに持ち込み、処理してもらったそうだ。
むなしさだけしか残らない。
悪徳業者だけでなく、一般市民にまでこういう悪人がいて、のうのうと暮している。
一方で、何も悪くない市民が、いやな思いをして時間と手間をかけて片付けなければならない。
これって、絶対おかしい話だ。
こんな人間に犬を飼う資格はないし、もし富士市民だったら、同じ市民としてこの富士市に住んでほしくない。市外へ追放してやりたい。
こういう不条理な不法投棄をなくすには、どうしたらいいのだろうか?
by koike473 | 2008-08-04 22:27 | 環境 | Trackback | Comments(0)