台風や集中豪雨に備えての「富士市水防訓練」

 20日(日)は、朝から富士川の堤防にある「かりがね公園」に出かけた。
 「平成20年度 富士市水防訓練」だ。
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 家を出る時にはパラパラ雨が降っていたが、訓練が始まる8時過ぎからはムシムシと暑くなった。
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 水防団は、基本的に市内を流れる河川の水系別に組織されている。
 浮島、須津、吉永、原田、潤井川左岸、潤井川右岸、鷹岡、富士川、田子浦、元吉原の10団体だ。
 大雨が予想される、あるいは大雨が降った時に出動し、浸水や堤防決壊などの水害から地域を守るための水防活動を行っている。
 具体的には、浸水を防ぐために土のうを積んだり、堤防が決壊しないよう水の流れを弱める木流し、川倉などの工法で対応する活動だ。
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 初めてこの水防訓練に参加(と言っても市会議員は来賓)したが、失礼だが、団員の皆さんの平均年齢が、消防団に比べかなり高齢なのが気になった。
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 土のう積みは体力勝負だ。この暑い中、各団で200袋を作り、積み上げていく。(ここでも年齢が気になる)
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 できた土のうに体を当ててみると、想像したより随分しっかりしていて、多少の衝撃や圧力ではビクともしない。
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 私は、次に行かなければならない行事があり、1時間ほどで失礼したため、土のう積み工法以外は見学できなかった。

 昨年7月の須津・浮島地区の台風による水害に引き続き、今年はついこの間、時間雨量112mmの集中豪雨により、市内は各地で床上浸水が多発した。
 根本的な治水対策が早急に必要だが、一方で土のうなどによる自衛策も考えなければならない。
 私が生まれ育った荒田島の家は、よく床下浸水の被害にあった。しかし土のうの配布や、それを積んだりしたことは無かった。
 今思えば、「この土のうがあればあれほど水が入ることはなかったろうに」と、今さらながら悔やまれた。

 今日、河川課に問い合わせたところ、浸水の被害等が予想される住宅などには、現在は、土のう(砂入り)の配布を行っているとのことです。これはもっとPRした方がいい取り組みです。
 浸水が心配されるお宅は、河川課(直通電話:55-2835)に相談し、常日頃からの自衛策も充分とっていただきたいと思います。

by koike473 | 2008-07-22 23:50 | 防災 | Trackback | Comments(0)  

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