市内高校PTAによる自転車の合同交通指導
2008年 07月 17日
今週は、夏の交通安全運動期間だが、その前の週になる7日~11日の朝は、富士市内の高校PTAによる交通安全指導が行われた。
このところ、高校生の自転車が事故にあうケース(被害者にも、加害者にも)が増えている。
そうした中、今年3月、私が富士東高のPTA会長だった時、東高の1年生が自転車通行が可能な歩道を走っていて、大型トラックに巻き込まれて死亡した。
この事故をきっかけに、市内の高校PTAが合同で自転車の交通安全対策に取り組もうということになった。
どの学校も、PTAはいくつかの支部に分かれている。それぞれの支部内で、交通量が多く危険な交差点などにPTAメンバーが立ち、自分の子どもが通う学校だけでなく、そこを通る全ての高校生に「おはよう」と声をかけ、危険な乗り方をしている生徒には注意をしようというものだ。
このような考えで、先週は毎朝違う学校のPTAが市内の主要交差点などに立って、指導を行った。
富士東高PTAの指導日は、10日(木)だった。
私は、自分の家が含まれる第2支部(吉原二中学区=今泉地区)で選定した2つの交差点を見て廻った。
最初は、吉原高校東側の県道富士裾野線の交差点。

ここは、本当にたくさんの高校の生徒が、さまざまな方向に横断歩道を渡っていく。
学校名を確認しただけでも、吉原高校、富士東高、吉原工業、吉原商業、富士見高校だ。

この交差点は、どの高校のPTAも立つ場所であり、もうこの日で4日目ということもあって、高校生も慣れている(?)
「おはよう」と言えば、だいたい「おはようございます」と返ってくる。
次は、そこから県道を500mほど北に行ったキミサワ駿河台店前の変則交差点だ。


ここは、大半が富士東高の生徒だ。


みんな坂を登ってくるので、信号で止まると汗をぬぐう。
「君はどこの中学出身?」と聞くと、「富士南中です」。「ここまでどの位かかった?」、「40分くらいです」。
私ならフラフラになる時間、毎日ペダルをこいで登って来る。これだけで疲れてしまう。


そして、ここから先の県道はカーブしているので車道沿いを走るのは怖く、狭い歩道を尻を振りながらペダルを踏んで登って行く。
それだけでも危険だが、同じ歩道を下に向かう別の学校の生徒もいる。
最低限、左側通行をしっかり指導しなければならないが、道路整備そのものも大きな問題だ。
改めていろいろな問題がわかったが、今回の指導で重点項目に上げていた「ウォークマンはしない」を守っていなかった生徒が2人いた。
自殺行為でもあり、殺人行為にもつながる。
19日の全体反省会には出席できないが、気がついたことはしっかり記録し、次のPTAの皆さんに伝えようと思う。
そして市議会議員としても、早急に取り組んでいかなければならない。
by koike473 | 2008-07-17 23:35 | 教育 | Trackback | Comments(2)

学生の自転車の乗り方は、怖いなぁと感じる時がかなりあります。
自分の身を守るために、きちんと乗ってほしいと思います。
東高に行くあの道は狭くて、怖いですよね。
もちろん車に乗る私達は、さらに気をつけなければなりませんね。
誰もが悲しむ事のないよう、車も自転車も歩行者も充分気をつけていきたいですね。
ご指導くださったPTAの皆さんも、お疲れさまでした。
安全な乗り方がしっかり定着してくれるといいですね。
現在の道路交通法では、「自転車は車道の左側通行」、つまり歩道ではなく、車道を走る車両として位置づけられています。
しかし、自転車に乗る人も、歩行者も、そして自動車の運転者も、それを承知した上で通行している人はほとんどいません。
道路整備も早急に進めなくてはなりませんが、自転車が置かれている中途半端な立場(どこを走るのが本当なのか)を広く明確にし、しっかりした交通ルールのもとで走行する、またできるような「指導」が必要だと思います。