富士山フロント工業団地造成現場で新人議員研修会

 7日(月)は、新人議員の研修会「チャレンジ改革7」があった。
 今回の幹事は、唯一の女性議員・山下いづみ氏で、テーマは「富士市の企業誘致について」だ。
 研修会は、テーマにぴったりな、現在造成工事が進んでいる「富士山フロント工業団地」の現場事務所等で行われた。
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 講師をお願いした工業振興課の職員から、富士市の最近の工業の落ち込みとそれへの対策としての全国トップクラスの企業立地促進奨励金(5年間で最高13億5千万円)、そして立地用地としての富士山フロント工業団地の整備などについて説明を受けた。
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完成予想図


 工業団地については、現在造成工事の真っ最中で、来年(21年)6月の完成、9月の引渡しを目指して急ピッチで工事が進んでいる。
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 この日も雨がぱらつく中、何台もの重機がうなりを立てて動いていた。

 この工業団地は、全部で17区画できるが、うち14区画は進出企業が決定している。市内企業が9社、市外が5社とのことだ。決定していない残りの3区画は、いずれも面積1万坪を越える広い区画だ。
 しかし、「この3区画についても、問い合わせがかなりある。まだ造成中で、どのような敷地形状になるのか実際にわからないにもかかわらず、この成約率、問い合わせの状況には、かなり手ごたえを感じている」との説明だった。
 また、残りの大きな区画については、1区画に1社ではなく、2区画を1社で購入し、使うような巨大工場の誘致を狙っているとのことだ。
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 私は、富士市へ企業を誘致するに当たっては、何を売りにしているのか?と質問した。
 交通の利便性、土地の値段の安さ(坪9万円代)、そして既存の工業都市であること(24時間操業も可など)とのことだった。
 外から企業を誘致するのなら、下請けとしての市内の既存企業の技術力を売りにすることも必要だと思うのだが?
 私もどのような技術があるのかは、よくわからないが、これまでに培ってきた製紙、輸送機械、化学などを取り巻くさまざまな技術集積があるはずだ。
 せっかくある県富士工業技術センターなどの力を借りて、市内企業の技術力リストなどを作成し、それらも説明しながら売り込むべきだと思う。
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巨大な調整池。浸透式(池の底面は舗装していない)ということもあり、先日の大雨でも、ほとんど水がたまらなかったとのこと。
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新人議員等の記念撮影。茶畑の奥が造成中の工業団地。


 平成24年頃には、全ての区画で工場が操業を開始し、約1,000名ほどの従業員がこの団地で働くことになりそうだ。
 もちろん、企業誘致の成功が前提だが、操業開始までの間の周辺道路整備や住宅整備などについても質問や要望が出た。

 今後は、残りの3区画について、産業都市・富士市の復活の第一歩を印象付けるような優良企業の誘致が成功するよう市の取り組みを応援していきたい。

by koike473 | 2008-07-09 23:56 | 産業振興・雇用 | Trackback | Comments(0)  

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