まちの駅の視察で焼津市・岡部町へ
2008年 07月 08日
県内で「まちの駅」の展開に取り組んでいる地域ごとの協議会の連携を深めようと、「富士市まちの駅ネットワーク」が主催したものだ。
由比町の3名といっしょに、20名ほどの「まちの駅」の駅長さんを乗せたマイクロバスで市役所から出発した。
最初は焼津のまちの駅。
まずは、焼津市役所で全体の説明を受けた。
県内では、富士市の取り組みが最も早い(古い)が、焼津は55駅と、富士市(50駅)を数では既に上回っている。
水産都市だけに、魚加工店や魚屋さんなど、魚や食べ物を扱う店が「まちの駅」となっているケースが多いことが焼津の特徴だ。
「魚加工の駅」(ぬかや斉藤商店)では、「なまり節」を製造しており、そのためのカツオの解体を見学させていただいた。
複数の包丁を巧みに扱いながら、あっという間に三枚に下ろしてしまった。
「浜言葉の会」の会長さんの案内で、浜通りなどを見学。かつては、写真のように高波が住宅ギリギリまでよく打ち上がったそうだ。
「焼津浜食堂の駅」(カネオト石橋商店)では、なまり節の他に、カツオの塩辛についても製造方法などについて説明を受け、特製の「海鮮丼定食」をいただいた。写真にはないが、なまり節のサラダも付いていました。
そして午後からは、東海道の宿場町・岡部へ。
まずは、役場の会議室で、富士市まちの駅ネットワークの佐野代表から、11月8~9日に富士市で開催される「第11回まちの駅全国大会」に関し、県内でまちの駅に取り組んでいる由比町、焼津市、岡部町のまちの駅協議会に参加、協力要請を行い、快諾をいただいた。
またこれを契機に、今後、県内のまちの駅協議会が連携を組んでいくことも確認され、次回は由比町の協議会が幹事となる形で県内の交流会を企画することも決まった。
岡部と言えば、「玉露」の産地。玉露づくりの「前島名人」作のお茶を3煎に分けていただいた。
1煎目はお茶の旨みであるテアニン(ティー+アミノ酸)がたっぷり出た「海草」の味がする。「なるほどアミノ酸だ」と納得した。
3回飲んだ後は、けづり節とポン酢をかけて食べる。これがまた上品なおひたしのようで、酒の肴にぴったり合いそうだ。
「まちの駅 アトリエ・タカオ」は藍染工房だ。参加者それぞれがオリジナルの藍染ハンカチを製作した。簡単そうに見えるが、布の隅々まで均等に藍が行き渡るように染めるには、根気と体力が必要だ。
みんな、自分の出来栄えに「色はまだらだけど、自分だけのオリジナルだ」と納得の様子。
「まちの駅 長嶋商店」は、岡部の協議会の代表・長嶋さんのお店だ。岡部が誇る銘酒・初亀を試飲させていただいた。試飲でなく、すっかり腰を下ろしグビグビとやるくつろいだ様子の面々。
初亀はもちろんだが、つまみに出していただいた「ハンジロウリ」(半分白いキュウリ)は最高だった。
他にもいくつかの「まちの駅」や見所に寄ったが、先方の皆さんと気持ちよい交流ができた。何よりも県内各地の4本の「まちの駅」ののぼりが勢揃いしたことが最大の収穫だ。
次は11月に富士市でおもてなしをする番だ!
それにしても、今回の視察の企画調整、リーダーとフル回転でやっていただいた久保田事務局次長、お疲れ様でした。
by koike473 | 2008-07-08 23:59 | まちの駅 | Trackback | Comments(2)