4日早朝の大雨による被害は甚大!
2008年 07月 07日
市からの正式な連絡はないが、新聞報道では床上浸水が計29戸、床下浸水が202戸とされている。
私が住む今泉駿河台3丁目でも床上浸水が1戸あり、東名高速をはさんで隣接する青葉台地区の東名側道沿いで10戸ほどが床上浸水した。
青葉台、今泉の両地区は、同じ流域に含まれるエリアも多く、青葉台の被害にあった10軒は、私の自宅から数百mにあり、5日の朝から被害状況を確認に出かけた。
とにかく「どうしてこんなに被害が!」と絶句した。




サッシの戸の窓ガラスに水位上昇の跡が!ここは床上浸水1m以上。


水没した書類を乾かしている。
当時の様子を聞くと、「雨が強くなってきたので、犬を家の中に入れようと外に出たら、急に水かさが増してきた」、「車を移動させようとしたが、みるみる水位が上がり、水圧でドアが開かなくなった」、「タタミを上げる間もなく、あっという間に床上30cmまで水が来た」など。


干してあるタタミのずいぶん上まで水が来た跡が!(WL)

防音壁が溜まった水の水圧で曲がり、その間から東名道路側に水が落ちたため、多少は排水された。
東名の北側側道沿いは、
・東名に架かる道路橋の間に低地が多い
・この低地部から東名の下を横断して下流(今泉地区)に流す水路の容量が小さい?
・この20~30年ほど、上流部(富士山麓)が開発されたため、水の出方が速くなっている
・更に東名の防音壁設置により、これまで東名の高速道路法面に流れていた水が流れないばかりか、防音壁が堰となり、低地にみるみる水が溜まる
地形的に谷部になっていることに加え、東名高速道(防音壁含む)によって流れが止められてしまっている。
皮肉なことに、このエリア一帯が「調整池」になってしまっている。
被害にあわれたお宅は、大半の家財道具が水浸しだ。まだ梅雨が続く中、片付けは容易ではない。

家族の写真集までもが・・・。
同じ流域の議員として、早急に対策を関係機関に相談しなくては。
by koike473 | 2008-07-07 00:18 | 防災 | Trackback | Comments(2)

あの大雨の時、父が『小池君の家の方は大丈夫か?』と心配していました。
市内では高台の方にあるのに、何言ってるんだろう?と思っていたのだけど、そういう訳だったのですね!
伝法沢の方を通ったら、大雨の爪痕を見て、被害が大きかったんだなぁと思いした。
全国ニュースでもやってましたよね。
被害に遇われたお宅が早く復旧できる事をお祈りします。
被害にあわれたお宅では、まだまだ片付けに何日もかかりそうです。
と言うより、かなり家本体をリフォームしなければ住めそうにありません。
また、リフォームが終わっても、地域の根本的な排水対策を進めなくては安全は確保されません。
生活する上で「安全・安心の確保」が、まちづくりの基本であることを、改めて感じています。