6月議会一般質問の報告 その2
2008年 07月 04日
すると、今朝6時過ぎに妻から携帯に電話。「大雨で、青葉台や国久保で床上浸水の被害が出ていると、家に電話が入ってる」とのこと。そのうち、私の携帯に直接何軒かの方から電話が入った。
息子のアパートに泊まっていて、テレビをつけると富士市役所前や、どこかわからないが自動車が何台か立ち往生している映像が何度も流れた。
先ほど東京から戻ったが、明日は朝から連絡をいただいたお宅や地域を確認に行かなくては・・・。
今日は、6月議会一般質問の2つ目「岩本山公園の整備・活用について」の報告。

岩本山公園は、市民にとってはなじみのある公園だ。
一方で近年では、市の観光基本計画である「富士市観光交流まちづくり計画」の「岩本山・雁堤プロジェクト」における重要拠点として位置づけられ、さまざまな施策や地元の皆さんの取り組みが功を奏し、より多くの市外からの観光客の皆さんが訪れるようになった。

このプロジェクトの一環として、「ウメ・サクラと富士山」を楽しみに、多くの観光交流客の皆様に富士市にお越しいただこうと、平成16年度より市と富士急行が連携した中で、新富士駅・富士駅と雁堤・岩本山公園を廻る「富士と花の周遊バス」を運行し、この利用者も順調に伸びている。
私は、前職で「富士市観光交流まちづくり計画」の策定や、「富士と花の周遊バス」の運行に関わった。特に後者を進めるにあたっては、地元の関係者の皆さんなどとプロジェクト会議を組織し、さまざまな検討・準備を行い、年度終了後には毎年反省会を行い、次年度の取り組みに反映させてきた。
そのプロジェクト会議の中で、当初より話が出て、これまで手付かずだった2つについて質問した。
1つは「みやげ物を販売したり、案内マップなどを配布できる売店兼案内所を整備すべき」との提案だ。
これについては、事前のヒアリングの中である程度前向きな話が出ていた。


特に今年の周遊バス期間中は、観光協会(現・富士山観光交流ビューロー)の取り組みの一環として「まちの駅 かりがね産直市」の皆さんが野菜を販売したところ大盛況だった(前年までは、バスルートの帰り道に産直市があり、そこで途中下車しても買えないことが多く利用者から改善要望が多く出ていた)。また、観光協会の皆さんは、毎週テントを張って案内したが、吹きっさらしの中で苦労されていた。
そんなことで、「観光交流を担当する商工農林部は乗り気だ」という感触だった。
答弁は、「21年度から導入予定の指定管理者など関係者と調整しながら設置を検討する」ということだった。
「富士ブランドやまちの駅など、是非、富士市を代表するみやげ物のアンテナショップ的な役割が持てるような運営体制を組んでほしい」と要望して結んだ。
2つ目は「展望台に来場者が『恋の成就』を願って取り付けた鍵が多数あるが、この整備・活用を考えるべき」との提案だ。



これは、レストラン「ラ・テラス」裏の展望台で、古いものは相当錆びており景観的に好ましくない。一方、自然発生的に、カップルが鍵を取り付けるようになった動きは、岩本山をPRする大きな要素と考えられるので、活かしていくべきとの趣旨だ。

何年か前のプロジェクト会議では、「同じような問題に悩む神戸の公園では、鍵をつけるモニュメントを整備するとともに、定期的に取り外し、溶かして新たなモニュメントの地金に活用している」との事例を市の公園担当課の職員の方が調べて報告してくれたことがあった。
そんな話を事前ヒアリングですると、やはり商工農林部は乗り気で、良い感触だった。
そして答弁は、「鍵を溶かしハート型のプレートに作り直し、思い出づくりに役立たせたい」とかなり具体的なものであり、私が驚いたほどだった。
今後の取り組みが楽しみだ。
by koike473 | 2008-07-04 23:40 | 観光・シティプロモーション | Trackback | Comments(0)