TMO吉原 再開発研究会が始まりました。
2008年 06月 25日
大きく2項目の質問をしたが、反省点が多い。
私の後、同じ会派の2人の先輩議員が質問したが、質問項目のスコープの絞り方、迫力など、学ぶべき点が多かった。
詳しいことは明日以降、このブログで書いていきたい。
今日のブログは、23日(月)の晩に開かれた「TMO吉原 再開発研究会」の報告。
これまでは、3月と4月に、講師を呼んで講演形式の勉強会を行ったが、今回から自分たちでの検討会が始まった。

開会のあいさつをする内田前TMO吉原会長(会長、副会長の都合がつかなくなったため、急遽の登板でした)。
ここで言う「自分たち」とは、吉原商店街に土地や建物を持っている地権者の皆さんだ。(他に他地区に住むTMOのメンバーの方も若干入っている)
この日は第1回目の検討会だ。いきなり「再開発」の話ではなく、参加者それぞれの皆さんが、この吉原で今後どんな仕事、生活をしていこうとしているか?自分の資産(土地、建物など)をどう活用していきたいか?について意見を述べ合った。

20人ほどが、2グループに分かれ、意見交換した。片方は私の前職の上司・川口良子さんが、もう片方は私が進行役を務めた。
皆さんからは、厳しい話が大半だった。

「息子はいるが、とても今の状況では『継いでくれ』とは言えない」、「自分達夫婦があと10~20年食べていければよい」、「建物が古く、いつ倒壊してもおかしくないので、商売のための改装、テナントを入れる、自分が住むことができない」、「吉原の街は、郊外に比べれば、年をとってから生活するには便利で快適だ」などなど。
話を聞いていると、今商業をがんばっている方々がこうだと、この先、「商店街」として生き残っていくのは、とても難しいと感じる。
しかし、「今、まだ自分たちが商売をやっている間に、建物を建て直し、不動産活用の選択肢を広げれば、自分も家族もまだまだ商売を続ける」、「現在の商店街の規模では無理だから、もっと『人が住む街』を目指せば、それに対応した商業・サービス業も可能性が高まる」など前向きな意見も多かった。


全体のとりまとめ役をお願いした川口良子さん(川口建築都市設計事務所 専務取締役)。
再開発は、あくまでまちづくりを進める一つの「手段」であり、「目的」、「目標」ではない。
まずは、少し時間をかけてでも、この「目的」、「目標」を参加者で共有できるような検討を続ける必要を感じた。
by koike473 | 2008-06-25 23:47 | まちづくり・都市計画 | Trackback | Comments(0)