富士山麓は、さわやかな風が吹いています!
2008年 06月 18日
16日から始まった6月定例議会で、「富士山麓ブナ林創造事業への取り組みについて」をテーマに一般質問するが、その現場確認のためだ。
ブナ林創造事業は、富士山麓で水源涵養、土砂流出防止など、さまざまな役割が期待される広葉樹の自然林を、市民の参加でつくっていくことを目的に平成6年から始まった。
平成17年までは、比較的標高が高い国有林や富士山こどもの国など、国や県が関係する土地で植樹が行われたが、18年度からは、富士市有林の伐採跡地を対象に開催している。



今年(20年)のブナ林創造事業
一般質問は、今後展開しようとしている市有林伐採跡地に関連した質問であり、この日は、18、19、20年度の植栽場所を確認しに行った。


18年度植栽箇所


19年度植栽箇所

20年度植栽箇所
3ヵ年の場所は、それぞれ比較してみると、やはり18年度に植えた苗木が大きく育っている。



しかし、18、19年度は、シカなどに芽を食べられ、枯れた苗木も目立つ。

名前は分からないが、つい何日か前に、ここに来ただろう動物のフンもある。

特に、19年度の植栽場所は、かなり下草が繁茂している。今年の夏から「下草刈り」を行わなければならない。
一般質問は、
・毎年場所を変更せずに、経年的に生育状況がわかるような、まとまったエリアで実施すべきではないか?
・植樹の時だけでなく、下草刈りや生育状況に関する観察会等も、より多くの市民参加で取り組むべきではないか?
などを中心に行うつもりです。
この時期、天候さえ良ければ、富士山麓は静かで、さわやかで、空気もおいしく、最高です!


こどもの国北側から十里木カントリークラブ、広域林道富士山麓線につながる道路は、「モミジのトンネル」です。
by koike473 | 2008-06-18 22:10 | 森林づくり・林業 | Trackback | Comments(0)