今泉 直心庵の「お茶会」
2008年 05月 20日
場所は、我が家のすぐ北側にある「直心庵」という茶室だ。
実はこの「直心庵」は、前市議会議員の勝亦正人さんのお宅にあり、奥様が「亭主」を務める茶室だ。
立派な数奇屋造りの茶室だ。
毎月第3日曜日の午後は、奥様が「お茶」を立てて下さり、お茶を楽しもうとする人なら、基本的にどなたでもいただくことができる。
6~7年位前に建てられ、私は、ここで勝亦さんから市政をはじめとするさまざまな話を伺ったり、一杯(もちろん「おちゃけ」を)ごちそうになることが何度かあった。
また、以前、町内行事の「払い」で軽く一杯やった後、町内の皆さんと、本当の「お茶会」に参加させていただいた。しかし、一杯入っていたのと、がさつなオヤジ集団だったので、作法などまるで頓着なく、お茶をいただいたことしか覚えていなかった。
この日、私が入ったお茶席は、茶道をやられている2人(男性1、女性1)と私の3名だった。
「私は、作法をまったく知りませんので」と言うと、「じゃあ、真ん中(2番目)に入って、私たちの動きを真似てくださればいいですよ」とおっしゃっていただき安心した。
待合の部屋で庭を見ながら待っていると、手水鉢(つくばい)に落ちる水音だけが聞こえる。
日曜日の昼下がりで、道路を通る自動車の音もほとんど聞こえない、落ち着いた時間だった。
前の席が終了し、いよいよ私たちの番だ。庭に出て手水鉢で手を清め、にじり口から茶室に入る。
晴れた外の明るさに較べ、ずいぶん暗い小さな茶室だ。
天窓から差し込む光が、落ち着いた暗さ(?)をちょうどよくしている。
まずは、お菓子から。私は、お菓子を乗せる「懐紙」(かいし)と、菓子を切り分ける「楊枝」(ようじ)を持っていくのを忘れ、隣の方から借りていただいた。
そして、お茶をいただく。(緊張のあまり、写真を撮り忘れた)
初めて知ったことがあった。お茶は、音を立てて「ズズーッ」を吸い込んでいい、というかそうするそうだ。
最後は、本日の茶器についてお話をして終了。そして再び、にじり口から退室。
この間、1時間と少し。
次回までには、少し勉強して、皆さんの足手まといにならないようにしなくては。
by koike473 | 2008-05-20 23:19 | 駿河台三丁目 | Trackback | Comments(0)