「頭数」がものを言う沼川と田宿川の清掃

 昨日(11日)は、午前中、いろいろな清掃活動に参加したり、見学した。

 時間が前後するが、まずは「沼川のサクラ並木堤防の草刈と清掃」。
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 これは、元吉原地区の皆さんが2年間かけてとりまとめた「元吉原地区まちづくり計画」に位置づけた「沼川ふれあい川づくりプロジェクト」の一環として取り組んだものだ。
 NPO法人ふじ環境倶楽部は、元吉原地区の皆さんといっしょに、3月に「2008沼川お花見水辺交流」に取り組んだ。
 そんなご縁もあったので、どのような作業をするのか10時過ぎに見学に出かけた。浮島工業団地南側の土手の草刈とゴミ拾いだ。
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 伺うと、延長700mの距離だそうだ。
 私が行った時には、まだ半分くらいしか進んでいなかった。
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 地区の皆さんや、地区に本社がある港の荷役作業を中心に行っている「田子の浦埠頭㈱」の職員の皆さん(新入社員研修を兼ねているとのこと)など、40人位参加されただろうか。
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 私が写真を撮ったり、話を聞いたりしているうちに、ほぼ終了しそうな段階まできた。
 私が失礼しようとあいさつをした際に、どなたかが言っていた言葉が印象的だった。
 「いやー、最初はどうなるかと思ったけど、『頭数』ってのはたいしたもんだね」
 草が刈られ、きれいになった広く長い土手を見ると、本当にそう思う。
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私が所属する会派の先輩・川窪議員も懸命に草を刈っていました。


 次は、「田宿川の川そうじ」。
 これは、今泉地区の一斉清掃に併せて行われた。
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 私は、自分の町内の清掃(8:00~)もあったので、7:00~7:40の「栄町」区間のそうじのみの参加だった。
 この2ヶ月間で、水草(ヒメミクリ)はずいぶん伸びている。
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 普段は草全体が水中に漂っているが、特にこの時期は成長する時期だからなのか、水面から上に飛び出している水草も目立つ。
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 刈りがいがあるというものだ。
 自分が刈りながらも、上流から刈った水草が流れてきて、私の体にまとわりつく。
 区間によっては、刈った水草を川から上げ、カンやビンなどのゴミとともに、分別処理するところもあるが、大半の区間はゴミは上げるが、水草は下流にそのまま流してしまう。
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 本当は、水草も全て上げて処理すれば良いのだが、それは今の人員体制では、どの区間も困難だ。

 昨日は、時間を見ながら、刈った水草がどう流れていくのかを追っかけた。
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ABCパチンコ下流部
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滝川との合流点
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芙蓉橋下流
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ジヤトコ本社東側
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沼川下流部
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田子の浦港へ


 7時に刈った水草が、田子の浦港に流れ着いたのは、おおよそ13時ころだ。6時間かけて流れ着いたわけだ。
 途中で沈んだ水草は、ヘドロのもとになるかもしれない。港に流れ着いた水草は、港を船が運行する上で支障を及ぼさねば良いが。
 ふじ環境倶楽部の中では、「これは『パンドラの箱』だよ」という意見もある。

 水草は、もともとは田宿川にはなかったと言う。川底は、富士山の細かな溶岩でザクザクしていたそうだ。それが、上流部が開発され、生活排水とともに泥が流れ込み、水草が増えるようになったらしい。
 田宿川だけでなく、沼川・滝川・田宿川水系の流域環境と水質を、どう管理保全していくか、関係機関(もちろん市民も含め)で、腰を据えて考えなければならないと思う。

by koike473 | 2008-05-13 00:06 | 富士市の清流・田宿川 | Trackback | Comments(2)  

Commented by おはぎ at 2008-05-30 17:15 x
かなり、遅いコメントになりましたが、田宿川の清掃お疲れ様でした。
当社でも、環境問題やエコな活動には関心があるものの、なかなか参加できずにいます。反省です・・・
何もできないよりはマシ・・・と、田宿川の様子をブログにて発信し始めましたのでよろしくお願いします。こちらの記事にもリンクさせていただきました。
Commented by koike473 at 2008-06-02 07:17
おはぎさま、コメントありがとうございます。
私の方こそ、お返事が遅れ申し訳ありません。
夏に向かい、一番水草が伸びる時期になっています。
次回の川そうじには、より多くの人手が必要になりそうです。

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