富士山麓ブナ林創造事業に参加して
2008年 04月 29日

平成6年に始まった取り組みなので、今年で15回目になるそうだ。
私はこれまで、家族で2回、NPOふじ環境倶楽部で2回参加しており、これで5回目だ。

富士山こどもの国の駐車場まで自分の車で行き、そこからシャトルバスに乗り換えて林道富士山麓線沿いの標高800mほどの現場に向かった。
今年は、参加者が760名、苗木は1,670本用意したそうだ。ブナ、ケヤキ、ヒメシャラ、ヤマモミジ、ミズナラ、ヤマボウシ、フジザクラなどだ。

参加者の顔ぶれを見ると、市内の企業や各種団体などでの参加がほとんどで、個人や家族での参加は少ないようだ。市議会議員は20名以上が参加した。




開会式後、さっそく植樹作業に取りかかったが、一人当たり2.2本の計算なので、30分弱で終了した。
その後は、早めの昼食を取りながら、ミニコンサートを聴いた。

最後は、参加者全員で「ふじの山」を合唱した。
天候もまずまずで、確かに山の中は気持ちは良いが、全然物足りない。
植林する場所の確保が難しいような話も聞くが、そうであるならば、例えば、
・植林作業は一旦やめて、過去に植樹した場所の下草刈りを夏に行う(作業は大変だが、事前にそうした広報をもちろん行う)
・ヒノキを育てている市有林に寄り、林業の現状を解説したり、森の生態などの観察会を行う
・市民が排出したゴミの最終処分場に寄り、見学会を開催し、ゴミ処理の現状や減量の必要性を啓発する
などを組み合わせて行ったらどうだろうか?
富士山の麓の市街地に住んでいても、普通の市民は、なかなか山の中に入らないし、ましてや説明がなければ、山の実情はわからない。
植林などで、せっかく山に入る機会を設けるなら、もう少し大きな視点から捉え、「富士市の環境」に関する「上流側(山側)の現場」を学習する機会としていくべきではないだろうか?

企業チームの参加が目立っていた。
by koike473 | 2008-04-29 21:37 | 森林づくり・林業 | Trackback | Comments(2)

「エンチョ○さんも来てたよ」と聞きましたが、これなら目につきますね。
企業チームは、いずれも揃いのユニフォームで広報活動に力入ってますね。
下草刈りにも、誘ってあげてくださいよ(笑)
しっかり、お誘いします。
「かかりつけ」一時お休みにつき、白落天さんは、今頃、自宅で飲っているのでしょうか?
私は不器用なので折れませんが、今夜のような手伝いならやりますので。
明日の晩、9:00過ぎると思いますが、寄ってみます。