富士芸術村がリニューアルオープン!
2008年 04月 07日

私は、前日から体調を崩し(発熱と下痢。何故だか、年に1~2度必ずあります)、朝もゆっくり起きたので、「とりあえず出かけてみよう」位の気持ちで、全くラフな格好で出かけた。
しかし、会場に着くと、所属する会派の会長の小長井議員が、スーツ姿でおり、それ以外に議員はいない。
そのうちに「始まりますので、議員のお二人はこちらへ」と、最前列の来賓席に案内されてしまった。
市の部課長や町内会長さん、そして小長井議員に混じり、ただ一人どこかのおっさんのような風体の私。
改めて、議員は窮屈なものだと思ったが・・・。
富士芸術村は、文化・芸術に親しむ人たちが気軽に集い、交流できる場所として、平成16年9月に開村した富士市の新しい芸術拠点だ。



企画展やワークショップ(美術講座、実技講座)、アトリエなど、活動は多彩で、市民ボランティアによって運営されている。

村長(主催者)は、彫刻家で、市内で美術学校を運営している漆畑勇司氏だ。
芸術村の建物は、元富士市議会議員で、亡くなった藤田久幸氏の居宅だったものだ。築50年、入母屋造、延べ床面積100坪の立派な木造建築物だ。
この建物が遺族の方から市に寄付され、それを芸術村として使っていたが、耐震強度等の問題から、補強工事が行われ、この日のリニューアルオープンとなった。

開会式は、さすが芸術村らしく、庭をステージにした創作舞踊、よさこい、そして鬼太鼓座(おんでこざ)の演奏が続いた。



私は、鬼太鼓座の演奏をこんなに近くで見たのは初めてだった。
体全体を使い、打ち続ける太鼓。それも鍛え抜いた鋼のような体とともに響く音は、聞く方にも大きな迫力で伝わってくる。
鬼太鼓座は、今年設立40周年を迎えるそうだ。国内だけでなく、毎年海外ツアーを行い、今年、南米・北米ツアーを行うことで、ほぼ世界全域での演奏が一段落するそうだ。
市民の皆さんの多くは、富士芸術村のことも、鬼太鼓座のことも知らない人が多いのではないだろうか。そして、どちらも大渕を拠点に活動していることも。
私は、あまり(と言うより、ほとんど)文化・芸術のセンスはないが、是非とも多くの方々に、「富士山の麓の世界に誇れる文化活動」をお伝えしたいし、知っていただきたいと思う。
それともう一つ。芸術村は、地元の皆さんによって支えられている。

この日は、地元・大渕2丁目の皆さんが、芸術村のために、モチをついたり、焼きそばやおでん等を出店してくれていた。
出店だけでなく、日々の運営にも、ボランティアスタッフといい関係で協力いただいているのだろう。
そんなことがよくわかるリニューアルオープンだった。
by koike473 | 2008-04-07 23:41 | 市内外のイベント・行事 | Trackback | Comments(0)