富士市の20年度予算案は「元気実感 いきいき予算」!
2008年 02月 07日
この議会は、来年度(20年度)の予算を審議する議会だ。
既に予算案の骨格は、テレビニュースや昨日の夕刊(静岡新聞)、今日の朝刊(富士ニュース、岳南朝日)などで報じられている。
私が所属する市民クラブでは、昨年11月に、20年度予算の編成にあたり、市長に「平成20年度 重要施策に対する要望書」を提出していた。
今日は、市当局としてどのように予算案を組んだかを、この要望との関連も含め財政課長から説明を受けた。

一般会計予算案は、本年度(19年度)と全く同じ737億円だ。
特別会計(国民健康保険、介護保険、下水道事業など)は491億円、企業会計(水道、病院事業)は169億円。計1,398億円だ。(各会計間で相互の繰入れ、繰出しを相殺していない金額で)
予算案全体の特徴としては、
・歳入(収入)の骨幹を成す市税収入は、市民税の税源移譲や税制改正による増加、固定資産税の大型施設等立地による増加等により約9億円増加
・歳出(支出)は、大型施設の建設(交流プラザ、ふじさんめっせ等)が終了し、その分、地域の生活道路・河川などに重点的に配分
などの説明があった。
景気減速が懸念され、他市では、前年度を下回る予算額の報道もある中で、富士市は比較的安定した税収が見込まれるとのことだ。(例の「道路特定財源」の動きによっては大きく変わるが)

会派から提出した要望に関しては、全体として特に意識して編成したというより、必要があるから予算付けし、それが結果として要望と合致したところもある、というところだろうか。
ただ、私が要望の中に提案した
・富士山の恵み創造基金の創設
・交通安全対策としての「安全歩道・自転車道確保戦略」(仮称)の策定と実施
・富士山の世界文化遺産登録に向けた「市内の文化遺産構成要素」の発掘
・設立される「観光交流ビューロー」での全国公募による有能な人材確保
については、ほとんど積極的な予算付けはなかった。
具体的なことは、予算案を審議する委員会や本会議でただすように、と会派で確認した。
ただ、「観光交流ビューロー」の職員については、かなりおもしろい人材を確保する方向で考えているようだ。

今回の資料は、前回11月議会(決算審査議会)より更に資料が多い。
これから1ヶ月半、しっかり勉強して臨まなければならない。
by koike473 | 2008-02-07 23:41 | 富士市議会 | Trackback | Comments(0)