やっぱり目立つ 第二東名法面のNEXCO巨大看板
2008年 02月 04日
話は変わるが、先々週(1月25日)の晩に、所属するNPO法人ふじ環境倶楽部の定例会があった。
その時に第二東名の法面に、巨大な、それも原色(オレンジ色)の「NEXCO」と書いた看板が出ていることが話題になった。
「NEXCO」は、民営化された旧道路公団3社の頭文字をとった名で、NEXCO中日本、NEXCO東日本、NEXC0西日本があり、富士市内の区間は中日本が担当している。
私も、元旦にあいさつ回りで市内を回った時、国1バイパスからやけに目立つこの看板を「発見」し、ひどいことをするなと思っていた。
この看板は、市の東部からしか見えないので、知っている人間は少なかったが、「ありゃあ、ひでえね」、「何とかならないかね」と意見が出た。
私は、現在富士市でも景観計画を策定していること、富士山の世界文化遺産に向けた動きが活発化していることなどを考えれば、随分人(=富士市)をバカにした看板で、次の週(2月1日)に特別委員会があるので何か市当局から報告があるかと考えていた。
そして1日。
この日の議題は、既に本線工事、周辺環境対策、側道工事などが着々と進んでおり、その報告を追認する形の議題が多く、看板の話は出なかった。(ここで「議題」と書きましたが、議会では何故だか「事件」と言います。)
委員長が委員会を終了しようとしたとき、私が手を挙げて「今日の事件とは別のことですが・・・」と看板のことを質問した。
すると、担当課長からは「県の屋外広告物条例違反に相当すると解釈し、現在、撤去を求めている」との答えだった。
「そうなら、報告の中でしてくれればいいのに」と思ったが、市でもすぐに対応したようで、とりあえずよかった。
ところが、次の日に朝刊を開くと、静岡新聞、富士ニュース、岳南朝日の3紙とも、この問題を写真入りで大きく扱っている。びっくりした。
課長が発言した「県条例に違反」が、よほどインパクトがあったのだろうか?
委員会が終了後、記者はすぐに現場に飛んで行き、取材をし、写真を撮ったのだろう。
看板の近くから見える富士市街地方面
この件をきっかけに、富士山麓だけでなく、市内の景観のあり方について市民全体の意識が高まるといいのだが。
それにしてもマスコミの「これは記事にしなくては!」と判断した場合の動く早さと、扱いの大きさには驚いた。良くも悪くも、私も注意しよう。
そんなことで、今日は朝、この看板の写真を各所から撮ってきました。
今朝の富士山(今泉・源太坂)。随分下の方まで(大渕あたり)真っ白になりました。
by koike473 | 2008-02-04 23:51 | 富士市内各地の風景 | Trackback | Comments(0)