ごみの減量化推進に関する「所管事務調査」

 今日は、所属する常任委員会(環境経済委員会)が開かれた。
 常任委員会は、通常定例議会開催中に開かれるが、関連する特定テーマについては、「所管事務調査」として、閉会中でも開催することができる。
 今回は、「フジスマートプラン21に基づいたごみ減量化についての進捗状況と具体的な推進について」がテーマだ。
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 世界中どこでも「ごみ処理問題」は避けて通れない。
 富士市ではごみを焼却する新環境クリーンセンターの建設場所が決定しないまま数年が経過しているが、この新設計画にあたっても、ごみの減量化をどう進めていくかをセットで検討し、実行していかなければならないという趣旨で開かれた。

 まず市当局から、18年度及び19年度上半期のごみ処理状況、減量化施策の取り組み状況などについて説明があった。
 要点は
  ・18年度は、ごみ全体量は、「スマートプラン21」で設定している年度目標値を初めて達成(下回る)した
  ・また、ペットボトル、その他の紙のステーション(ごみ集積所)回収を始めたこともあり、焼却ごみが減り、資源ごみの増加が目立った
  ・一方、19年度は、廃プラスチック類のRPF(固形燃料化)事業への取り組みが困難になったため、目標達成は難しい
  ・減量化を進めるには、「生ごみ」、「廃プラスチック」をいかにごみとして出さずに、資源化するかが課題
などだ。
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「ごみの分け方便利帳」より


 委員からは、「生ごみ」の家庭処理促進方策、「廃プラ」のRPF化の可能性、分別収集のスケジュールなどについて質疑や提案がなされた。
 しかし、基本的にごみの減量化は、地球温暖化に逆行しないこと、市民がいかにその気になるかなどがポイントであり、一朝一夕には進まない。

 私は、そうした中で、減量化・資源化の動機付けとして、指定袋による「ごみ収集処理の有料化」に向けたスケジュールを明らかにすべきではとの質疑を行った。
 市当局は、今以上の分別の細区分に取組み、それでも目標値が達成できないと判断した場合に、「有料化」に踏み切るとの考えだ。
 私は、新環境クリーンセンター建設計画が停滞している中では、減量化・資源化に向けた「有料化」についての議論を早急に全市的に行い、それをきっかけに改めて新環境クリーンセンターのあり方を考えるべきだと思うのだが?

by koike473 | 2008-01-17 23:37 | 環境 | Trackback | Comments(0)  

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