最後の合併協議会
2007年 12月 19日


議員傍聴席は、両市町の議員で埋まった。
昨年12月22日が第1回目なので、ほぼ1年かけて9回の協議会を開催したことになる。
この間、事務レベルでは、市役所と役場の間で何十回となく協議をしたことだろう。すり合わせを行った事務事業の数は計2,339件に及ぶそうだ。
合併の方式が「富士市への編入」のため、その多くは、富士市の制度や方式に統一する形となる。
今日の協議会では、「清掃事業について」が議題の一つで上がった。
これまで指定袋によるごみ有料制を採ってきた富士川町側から、今後の検討に関する要望が出されるかと思っていたが、特になかった。前回の協議で思いを話し切ったということか?
富士市側にしても、ごみの減量化は大きな課題である。特に新環境クリーンセンターの問題と併せ、今回の合併協議の中での議論がきっかけとなり、私が所属する議会の環境経済委員会で、「所管事務調査」という形でごみの減量化のあり方について、議会会期以外にも継続して調査検討することになった。
減量化対策を、効果的に進める新たな第一歩にしなければならない。
合併に向けてのスケジュールは、以下の通りだ。
・20年1月28日 富士市と富士川町の間で合併協定書締結
・20年2~3月 富士市、富士川町のそれぞれの議会で廃置分合などについて審議
・20年4~10月 合併に関する県、国への手続き
・20年10月31日 富士川町閉町
・20年11月1日 合併→新富士市誕生

富士川町と富士市南部地域の土地利用方針(「合併基本計画」より)

富士川を軸とする「富士川ふれあいエリア」の整備方針図(「合併基本計画」より)
さまざまな制度や公共サービスのスタイルが変わる富士川町の皆さんが、安心して合併を迎えられるよう、細心の説明やフォローが必要だ。
また富士市側は、早い段階から富士川町側と連携し、富士川楽座や古谿荘、富士川などの観光交流資源を活かした地域振興策に取り組んでいくべきだ。
by koike473 | 2007-12-19 23:28 | まちづくり・都市計画 | Trackback | Comments(0)