環境フェアとシンポジウム

 先週の土曜日(8日)は、富士市環境フェアがホワイトパレスで開かれた。
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 駐車場では、電気、ガスなどのエネルギー及び設備関連製品やエコカーなどの展示、自転車発電や木工教室などの体験ゾーンが設けられた。
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 また館内では、第7回目になる環境シンポジウムが開かれた。
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 優良ごみステーションと認定された町内会、スマートファミリー、ごみ減量ポスターや標語の優秀者などの表彰後、基調講演があった。
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 「目からウロコのエコライフQ&A」というテーマで、静岡大学の水谷先生が20分という短い時間ながら、印象に残る話をしてくれた。
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中央が水谷先生、左は事例発表した「富士自然観察の会」会長の山田先生、右は同じく吉原工業高校の加藤先生


 例えば、「暖房」の話。
 エアコン、石油ファンヒーター、オイルヒーター、ホットカーペットなどを二酸化炭素排出量で比較すると、どれが一番エコか?
 私は迷わず「オイルヒーター」に手を上げたが、何と答えは「(高性能の)エアコン」だ。
 オイルヒーターは、エアコンの5倍も二酸化炭素を排出する(電気量換算ベース)。我が家でもドイツ製のオイルヒーターを10年ほど使っているが、ずっと「環境にやさしい」と思い込んでいた。
 確かにその場では空気を汚さないが、使う電気量はとても大きい。先生曰く「オイルヒーターは、電気ドライヤーで暖めているようなものです」。ショック!!
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 2つ目は「エコキュート」の話。最近テレビでよく宣伝しているが、このエコキュート、随分優れものらしい。これまで何のことだか良くわからなかったが、なんとなくわかった。
 電気やガスで暖めるのではなく、空気が持っている熱でお湯を沸かすしくみだそうだ。
 外部から取り込んだ空気を圧縮すると、空気が持っている熱が高温になり、その熱を使うのだそうだ。基本的に電気を使うのは空気を圧縮する時だけで、このしくみを「ヒートポンプ」と言うそうだ。
 これだと、深夜電力温水器に比べると、電気使用量も二酸化炭素排出量も1/4程度になるというから驚きだ。

 こんないい話を聞いたら、帰りがけに駐車場(「やすらぎ」側)へ戻りながら「今日こそは自転車で来るべきだったよな」と反省!
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私が会場に着いた13時過ぎには、この広い駐車場がほぼ満車だった。来年は、自転車や公共交通での来場呼びかけも必要!


 参加賞でいただいた、東芝キヤリア提供の「折りたたみ式マイバッグ」をこれから持ち歩き、しっかり使おう。
 ごみ減量標語の最優秀賞は「マイバッグ 忘れないでね お母さん」です!
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by koike473 | 2007-12-11 00:05 | 環境 | Trackback | Comments(0)  

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