技能五輪国際大会

 先週の土曜日(17日)は、午後から沼津で開かれている「技能五輪」に出かけた。
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 自分としては、2つの見所に注目した。
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沼津市HPより

 一つは会場全体だ。沼津市の北東端の門池という農業用のため池の北側に位置している「三明寺」という場所だ。三明寺は、門池の北側にある禅宗のお寺の名前からついた地名だと思う。
 平成になったばかりの頃、私は最初勤務した会社で、この三明寺エリアの工業団地としての開発可能性調査に携わったことがあった。
 回りには、県沼津工業技術センターや沼津高専がある。東名のICや国道246号もすぐ近くだ。隣接して市街地と連絡する都市計画道路も計画がある。
 門池周辺の林を背景に、ひな壇型の造成をすれば、とても環境の良い工業団地、と言うより周辺施設と連携した「頭脳公園」をイメージして調査を行った。
 しかし大きな課題があった。縄文時代の遺跡がとてもたくさん埋まっている場所だった。そのため、発掘調査に何年かかるのか予想もつかず、その後、工業団地の話は立ち消えになってしまった。
 そんな「三明寺」がどうなったのかを見るのが楽しみだった。
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 それともう一つは、「造園競技」を見ることだった。
 与えられた図面とイメージスケッチを基に、参加15カ国が同じ材料を使い、4日間で庭を造り上げる競技だ。
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造園競技の会場
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課題として出された庭園のイメージスケッチ

 私は、この「造園競技」会場に3時間ほどいた。石を割って積んだり、敷き並べたりするのは、国によって感性が異なり、とても興味深かった。
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大小の石をうまく散りばめたフランスの石積み
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精密機械のように緻密に積み上げたスイス。ドイツも同じような感じだった
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表情(こぶの出方)が違う石を組み合わせた日本の石積み

 自分にも、それなりの土地とお金と時間があれば、改めて造園の勉強をして、自分の庭を造りたいな~。

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 それにしても、選手はもちろん、多くの外国の人たちが訪れているのには驚いた。そして選手の動きを真剣な眼差しで見つめる専門学校生や工業高校生などの若者の姿にも驚いた。
 ものづくりを担う若者が世界中に大勢いることに何だかホットした。

 昨日(18日)でこの技能五輪も終了した。会場の建物は全て仮設だったので、間もなく撤去されるだろう。
 今後、この跡地と、この技能五輪で結集したさまざまなボランティアなどの市民の盛り上がりを、沼津市がどう活かしていくか注目だ。

by koike473 | 2007-11-19 23:35 | 視察・研修・勉強会 | Trackback | Comments(0)  

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