富士市立中央病院の運営に関する勉強会

 今日は、会派で「市立中央病院の運営」に関する勉強会があった。
 先月24日に、「富士市立中央病院運営検討委員会の答申書」が市長宛に提出されたのを受け、今後の病院運営のあり方について、会派で勉強しようと企画したものだ。
 講師として、病院の事務部長などに来ていただき、開催した。
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 今回の答申は、赤字経営が続く中で、今後の経営形態に中心を置いた答申書となっている。
 答申書の冒頭では、今後の中央病院の目指す姿は、「市民の命と健康を守る最後の“砦(とりで)”」として、有する能力を遺憾なく発揮する病院であり、そのためには、全職員が「自分も経営に携わる者の一人であることを認識し、常にコスト意識を持ち、総力を挙げて経営改善に取り組む」べき、と提案されている。
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答申について報道する新聞記事(10月26日 岳南朝日)


 具体的には、病院の運営責任者を、現在の市長から、市長が任命する「事業管理者」とし、事業管理者の責任のもとで経営していくべきとのことだ。
 他の公立病院の多くが、ここ数年で、そのような経営方法に切り替えしており、いくつかの病院では、劇的な経営改善がなされたところもあるそうだ。
 事業管理者は、医師である病院長が就任するケースが多いようだが、場合によっては、経営面のサポート役として、民間企業出身者(例えば関西地方の病院では、松下電器系列の企業の人事担当経験者など)を採用しているところもあるそうだ。

 経営面ももちろんだが、市民からすればそれ以上に、接遇が良く、安心して診てもらうことができる病院であることが一番だ。
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中央病院(富士市HPからの引用写真)


 実は、私は中央病院のイメージは、個人的な理由でとても悪い。
 5年前の11月に父が亡くなった。仕事場での事故でほぼ即死だった。駆けつけた霊安室では、既に変わり果てた姿で横たわっていた。
 中央病院自身は何も悪くないのだが、その後、病院に行くたびにその時のことを思い出す。

 是非、「市民の命と健康を守る最後の“砦(とりで)”」として、多くの市民に信頼されるようになり、私のこのいやなイメージまでもが無くなるような中央病院になってもらいたいし、私も努力したい。

by koike473 | 2007-11-09 23:36 | 保健・福祉・医療 | Trackback | Comments(0)  

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