水は天下のまわりもの! 下水道フォーラム
2007年 10月 30日


今年は、「水は天下のまわりもの -下水道の3Rで目指す循環型社会ー」をテーマに、家庭の台所で水をよく扱う「女性」をターゲットに行われた。
私は、
・9月議会で「下水道の接続促進について」一般質問した
・所属するNPO法人ふじ環境倶楽部の事務局長である太田さんがパネラーとして参加する
ことなどから、興味を持って参加した。


基調講演は、富士常葉大学環境防災学部の山田辰美先生だった。

さまざまな生物の在来種と外来種が混在し、徐々に在来種が駆逐されつつある様子を、生息環境と併せ、わかりやすく解説していただいた。
いつもの「山田ワールド」全開だった。後半は「おやじギャグ」が多くなり、会場の笑い(失笑?)を誘い、楽しいながらも、最後は下水道の必要性を来場者に問い掛ける講演だった。
そして今日、覚えたことが一つあった。「地球は誕生して46億年になるが、その間地球上の水は、一滴たりとも地球から飛び出すことなく、場所や形(液体、固体、気体)を変えながら循環してきた。この循環があったからこそ、生命を育むことができた。地球は3Rの優等生だ」
後半はパネルディスカッション。

形としては、パネラーである女性2人が関連する団体の活動や質問、投げ掛けに対し、山田先生と曾根田下水道部長が答えるような形で進められた。

消費者団体「あくてぃぶ」代表の田中さんからは、主婦だからできる台所、洗濯での工夫や、「ふろしき」を使ったマイバッグ使用の呼びかけがあった。

我がふじ環境倶楽部の太田さんは、「富士市の大きな水循環」を切り口に、倶楽部が取り組んできた田宿川の保全活動、富士山麓の森づくりなどを通じて、健全な水循環システムの構築と、それを市街地で支える下水道の必要性を上手に話していた。
今日、会場に来ていただいた方の中で、もしまだ下水道に接続できるのにしていないお宅があり、今日の話を聞いて、すぐに接続してもらえれば、それが一番の収穫だ。
あるいは近々に本管が埋設され、それに合わせて接続する家庭が増えることにつながれば幸いだ。
それと、職場や家庭に帰り、下水道の重要性を口コミで広めていただければと思う。
by koike473 | 2007-10-30 23:10 | 環境 | Trackback | Comments(0)