ごみ処理施設の勉強会

 昨日(20日)は、青葉台公民館で開かれた「富士市にふさわしい『ごみ処理施設』を考える報告会」に参加した。
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 主催は、青葉台地区の有志の皆さんで組織する「ごみ処理施設勉強会」だ。
 勉強会の皆さんは、処理施設の建設場所の問題は別にして、富士市に新たに造らざるを得ない施設なら日本一安全で、クリーンな施設を造りたい。また併せて市を上げて減量化、リサイクルにも取り組むような風土としくみをつくっていくべきだとの趣旨で会を進めているようだ。
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 まず最初に、「可燃ゴミをいかに減らすか」をポイントに、全国各地の取り組みを報告いただいた。
 これは、可燃ゴミを減らすことが、リサイクル・資源化、そして処理施設の小型化につながるからだ。
 報告の中では、
  ・富士市の現状
  ・静岡市・・・何でも燃やす
  ・掛川市・菊川市・・・市民と対話しながら造った環境学習施設を併設
  ・飯田市(長野県)・・・堆肥センターとセットになった生ゴミ減量
  ・田原市(愛知県)・・・PFIによる炭化プラント方式
  ・滝川市(北海道)・・・生ゴミのメタン発酵
  ・富良野市(北海道)・・・細かな分別による90%以上の資源化
などが報告された。
 富士市では84%が可燃ゴミとして処分=焼却され、内40%が生ゴミ、17%がプラスチックだ。いかにこの可燃ゴミを減らし、資源化するかが課題だ。
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 続いて行われた意見交換の中では、
  ・資源ゴミの分別作業が障害者の雇用の場になるような取り組みが必要
  ・分別・リサイクルを行うには金がかかるという意見が多いが、何でも燃やす大型施設を造った場合、減価償却費をコストとして見れば、その方がよほど金がかかる
  ・焼却施設以前の問題として、ゴミ集積所へのゴミ出しのマナーが問題だ
  ・このような各地の取り組み情報をどう活かしていくかが課題だ
など、活発な意見交換がなされた。

 参加者の皆さんが異口同音におっしゃっていたが、「ごみ処理施設の技術革新のスピードの速さ」を考えなければならない。富士市が5年前に決めた「溶融型」についても再度検討する必要があるだろう。
 またそれ以上に、市民一人ひとりが、ゴミ問題を自分の問題と捉え、いかに分別、減量化に取り組む意識と実行力を高めるかが最大の課題だ。
 減量化が成功している他市の要因は、どこも回収袋の有料化、または高額化によるものだとのことだったが、それだけではあまりにも淋しい。
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我が家の2階からの富士山。今年の冠雪は2回目だそうだが、私は昨日初めて見た。

by koike473 | 2007-10-21 21:26 | 環境 | Trackback | Comments(0)  

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