静岡県市町議会議員研修会
2007年 08月 21日
4つの常任委員会(総務市民、文教民生、環境経済、建設水道)は、定例会の中で開かれるが、定例会の前に、それぞれの委員会の「協議会」という形で、委員会で審議する事業の進捗状などについて報告や質疑などが行われるようだ。
今日の建設水道では、もっぱら「DMV」計画の進捗状況に質疑が集中した。本年1月にデモ走行を行ったが、実現までにはまだまだクリアしなければならない問題が山積している、というのが率直な感想だ。
そしてこの協議会が終了後、早お昼を食べて、11:30にバスで出発し、13:00からグランシップ(静岡市)で開催された「静岡県市町議会 議員研修会」に向かった。
県内全42の市町(たぶん来年にはこの数も変わっているだろう)の議員の研修会だ。毎年行われているそうで、今年は「地方分権改革と地方財政の動向」というテーマで、関西学院大学の小西教授の講演を聞いた。
地方分権改革のメニューには「毒まんじゅう」が多いそうだ。ぱっと見はおいしそうだけど、食べてみるとカラダがしびれ、死んでしまう。「毒に負けない体力があなたの市や町にあるようだったら食べてもいいが・・・」と言っていたが、どうやって毒の強さを見分けたらいいのか?
それと、地方財政計画では、小泉内閣終了間際の昨年7月7日に、向う5年間は、財政規模を年々縮小することを閣議決定したから、どんなに景気が良くなろうと、国からの交付税、補助金、そして県や市の全体の財政規模は拡大しないとのこと。
地方の財政状況は厳しくなるばかりだが、いかに「選択と集中」を見極めるかが必要だ。
またその一方で、地域の声を直接聞いている市や町の議員は、そういった「生の声」をいかに市政に反映させるかも、忘れてはならない重要な仕事だ、と最近ヒシヒシと感じる。
by koike473 | 2007-08-21 23:21 | 富士市議会 | Trackback | Comments(0)