わきみず寺 灯籠流し
2007年 08月 17日
日中は、多治見と熊谷で日本新記録の40.9℃にもなる猛暑だったが、今泉では陽が落ちる頃には雨がパラパラと降り、幾分涼んだような気もした。
藤田住職(まちの駅の駅長)の読経の中、境内から湧き出す「わきみず」が流れる水路に、檀家の皆さんがそれぞれ灯籠を流す。境内の中だけなので延長70~80m程度だが、先祖の霊に祈りつつ灯籠を流す風景は、日本の夏そのものだ。
ところでこの灯籠、ロウソク以外は全て紙でできており、富士市内(の紙加工会社)で生産されているそうだ。こんな風情いっぱいの紙製品を、それこそ「富士ブランド」としてPRしていきたいものだ。
また今後は、すぐ近くを流れる田宿川でも、こんな灯籠流しができれば、水辺が一層引き立ち、先祖の供養をしながら、清流を改めて感じることにつながると思う。
清流と言えば、その水源は富士山の湧き水だが、灯籠流しが始まる前、一口水を飲もうと「湧き水コーナー」に行くと、ペットボトルに水を詰めている家族がいた。
話している言葉がなんとなく関西弁なので「どちらからおいでですか?」と聞くと、「奈良から来ました」と言う。「去年の夏休みにたまたま御殿場のホテルに泊まったら、ホテルでこの『わきみず寺』を教えてもらい寄ってもらって帰ったところ、とてもおいしかったので、今年も帰りにこちらに寄らせてもらいました」とのこと。静岡に親戚や知人がいるわけでもなく、たまたまホテルで紹介されたそうだ。
じわじわと富士山の湧き水と「わきみず寺」が売れていくことはうれしいが、肝心の「まちの駅」について説明することを忘れた!失敗した!
by koike473 | 2007-08-17 00:23 | 季節・四季・日常 | Trackback | Comments(0)