急速に進むCNFプラスチック等の実用化 「ふじのくにセルロース循環経済国際シンポ・展示会」
2023年 10月 06日
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1日(日)は、「ふじのくにセルロース循環経済国際シンポジウム」に参加した。
副題に「植物素材がつくる未来」とあるようにCNF(セルロースナノファイバー)をテーマにしたシンポだ。
海外の研究者の参加も多く、通訳からの声を聞くイヤホンが配られた。
日本の大手企業がカーボンニュートラルを目指し、本格的に製品開発が進んでいる。
特に印象に残ったのがパナソニックが開発した植物由来のプラスチック素材「kinari」だ。
「kinari」は、日本人が好きな生成色(黄身がかった自然な白色)、あるいは「木成」=木材由来のCNFから発想した名前だろうか?
木の香りがして、軽く、強度が高く、リサイクルも可能なプラスチックとのことだ。
そして3日(火)は、その展示会に出かけた。
会場のふじさんめっせは、これまで以上に多くの企業が出展し、プレゼンテーションも1社10分刻みで次々と行われていた。
そして目当てのCNFを活用した3台の自動車。
ナノセルロースヴィークル(環境省)。
SAMURAI SPEED(大王製紙)。
もくまる(トヨタ車体)。
バンパーや内装材に多くのCNFプラスチック部材を使おうとしているスズキ。
CNFプラスチックの実用化が急速に進んでいるのを感じたシンポ・展示会だった。
by koike473 | 2023-10-06 08:02 | Trackback | Comments(0)