「みんなで助かる! 福祉×防災×コミュニティ」 ふじBousai2022
2022年 11月 21日
にほんブログ村
19日(土)は、ふじさんめっせで開かれた「ふじBousai2022」に出かけた。
コロナ禍で「ふじBousai」も3年ぶりの開催だ。
様々な防災に関連する団体、企業等が出展している。
こちらは常温でそのまま食べられる非常食。
この日の私の目当ては、ステージで行われた「個別避難計画」に関する講演会とパネルディスカッション。
基調講演の講師は、(一社)福祉防災コミュニティ協会の湯井恵美子さん。
東日本大震災では、高齢や障害を持つ方々の死亡割合が6割を超えていた。
また、そうした方々を助けようとした自治体、民生委員等の支援する側の人の死亡も多かった。
こうした弱い立場にある方々は、一人ひとり事情が異なるので、それぞれに対応した災害時の「個別避難計画」を事前に作成しておこうという取り組みだ。
湯井さんは「障害を持つ方は『助けて!』と言うこと、言えるような関係を作っておくこと」、「十把一絡げでなく、それぞれ何ができて、何ができないかを確認することが、その方の尊厳を守ることになる」という言葉が印象的だった。
市内では、森島区(富士南地区)で、一昨年から個別支援計画の策定がモデル的に行われている。
今は元気でいる「支援する側」も、災害時の事故等でいつ「支援される側」になるかわからない。
互いに声を上げられるようにするには、普段からの「顔の見える関係づくり」が欠かせないと改めて思った。
大変だが、地道に取り組んでいかなければと思う。
by koike473 | 2022-11-21 08:36 | Trackback | Comments(0)