鎌倉市議会の先駆的な取組みに驚いた! 「地方議員のための政策法務 ~条例の審査と提案~」実務講習会
2021年 08月 10日
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3連休も終わったが、お盆休みという方も多いだろう。
しかし「まん延防止等重点措置」が適用され、どこにも出かけられず、私自身も寂しい夏休みになりそうだ。
今日は、3日(火)に参加した東京での「地方議員のための政策法務 ~条例の審査と提案~」実務講習会の報告。
先日も書いたように、この研修会は講師役(事例紹介者)として参加した。
研修全体を進行する中央大学の磯崎初仁教授を始め、事例紹介者もカメラの前に立ち、全国からリモートで参加する22名の参加者に映像が配信される。
事例紹介の中で強く印象に残ったのが、鎌倉市議会の取組みだ。
鎌倉市議会では、早くから政策法務を重視し、平成22年に「政策法務研究会」が発足したそうだ。
そうした中で議員提案による「鎌倉市自転車の安全利用を促進する条例」を成立し、施行している。
凄いのは、その後の取組みだ。
平成25年の市議会議員選挙では、定数を2名減らしたが、その分の議会費を政策立案能力の向上に使うということで、議会事務局に法制担当経験のある職員(再任用)を配置している。
そうした政策法務活動を行う環境を整えながら、さまざまな検討・提案を行っている。
また、そうした検討・提案を行うしくみとして「政策法務の相談に関する規定」(平成25年7月)、「政策提言の実施にかかる要綱」(令和3年2月)を定め、活用している。
その他に、神戸市、そして我が富士市の「ユニバーサル就労推進条例制定への取組み」紹介を踏まえ、後半はオンラインによるグループワーク。
どうなるかと思ったが、4つのグループに分かれ意見交換し、最後は全員がオンライン上で顔を合わせ、まとめとあいさつ。
コロナ禍が終わったら、是非、鎌倉市議会を訪問し、改めて取組みを勉強したいと思う。
by koike473 | 2021-08-10 08:41 | Trackback | Comments(0)