21世紀にこんな公害問題が発生するとは! 「富士川の凝集剤汚泥汚染」に関する勉強会
2021年 06月 04日

にほんブログ村
少し前の話になるが、5月21日(金)は、富士川の河川環境異変に関する勉強会に参加した。

「長期企画『サクラエビ異変』の取り組み ~富士川の河川環境を中心に~」とのタイトルで、長期にわたり取材を続けている静岡新聞の記者を講師に開催したものだ。

富士宮市の議員有志の呼びかけで開催し、富士宮市、富士市、静岡市等の議員が計20名程参加した。

富士川の上流にある支流の雨畑川で、日本軽金属の子会社である砕石会社が、汚泥を運搬しやすくするために高分子凝集剤を混ぜ、河川内に不法投棄していた。

少なくとも8年以上にわたって不法投棄が続き、粘着性の汚泥が富士川全体を覆うような状況になっている。

それが原因で、川の石にコケがつかず、コケを食べて育つアユは完全にいなくなり、更に富士川河口部から駿河湾に生息するサクラエビにまで影響を与えているのでは?という調査・取材の報告があった。

富士川の汚泥。

べっとりしていて「粘着性」が見ただけでわかる。

この勉強会が行われた後の23日(日)に寄った富士川緑地公園堤防から見た富士川河口部。

海水と流れ込む河川水の色が違う。

下流部では、周辺の地下水への影響も心配だ。
昨日告示、20日に投票が行われる知事選では、この富士川の公害問題に関しても、立候補者2人の意見・姿勢をしっかり注視していきたい。
by koike473 | 2021-06-04 07:59 | Trackback | Comments(0)