これからの看護専門学校のあり方は? 議会の文教民生委員会で富士市立看護専門学校を視察
2021年 05月 31日
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27日(木)は、議会で本年度所属している文教民生委員会で富士市立看護専門学校を視察した。
本来は、前年度に伺う予定だったが、新型コロナの影響で2回延期となり、この日の視察となった。
まず最初に、「看護師不足の現状と学校の課題」について説明を受けた。
看護師不足が続く中、県内の看護専門学校は、どこも入学試験の倍率は2倍程度と高いが、一定水準の基礎学力がない生徒は切らざるを得ない。
一方、看護師が担当する業務の拡大と専門化が進む中、看護学校で学ばなければならない専門領域数も増加している。
これまでは計3,000時間の授業数が、3,400時間必要とされ、それに伴い、全国組織である日本看護協会では専門学校の4年生化推進を掲げている。
富士市立看護専門学校では、この3400時間分のカリキュラムをギュッと圧縮し、これまでの3,000時間で何とか組んでいる。
教員、学生のこうした頑張りで、看護師国家試験合格率は、ほぼ毎年100%=全員合格だ。
3年制を4年制すると、授業料が当然増えることや、沼津市に今春開学した東都大学看護学科の動向等を見ながら今後のあり方を検討する必要がある。
その後は、シミュレーター(人形)やICTを活用した教育の説明と体験。
最後は、今年入学したばかりの1年生の授業を見学。
市立中央病院の改築計画に併せ、看護専門学校のあり方を、議会としてもしっかり考えていかなくてはならない。
by koike473 | 2021-05-31 07:48 | Trackback | Comments(0)