新型コロナが流行し始めた今年になって、死亡者数が減少傾向とはどういうことか? 厚労省の「人口動態統計速報」
2020年 08月 27日

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昨日、ネットのニュース欄を見ていると「20年上半期の出生数43万709人に 00年以降最少、少子化加速か」という毎日新聞の記事が目に留まった。
厚労省が毎月発表している「人口動態速報」を基にした記事で、厚労省のそのサイトを見るとなかなか興味深い。
同じような形で表示されている過去4年間の動向を見ると一定の傾向がわかる。




まずは、上の2つのグラフ「出生数」、「死亡数」に注目すると、出生数はほぼ赤い線が青い線の下(前年より少ない)にあり、死亡数は多少の違いはあるが赤が青の上(前年より多い)にある。
つまり、少子化に歯止めがかかっていないことと、亡くなる人が増えていることが確認できる。
ところが右下の「当月を含む過去1年間の自然増減数」を見ると、最近の動きに変化がある。
令和元年までの分と、一昨日発表された(令和2年6月分)を比較すると、昨年12月までは常に右肩下がり(自然減が拡大)だったが、今年になってから横ばい(自然減がほぼ一定)になっている。
特に、右上の死亡数を見ると、今年になってからの死亡数の変化が影響しているようだ。
前年を下回る月が続いている。
これだけ大騒ぎになっている新型コロナが流行し出した時期なのに、亡くなる人が減ってきた?
死因には様々な要因があり、また短期的な結果であるため断言できないが、毎日報道されているコロナによる死亡者数が少ないように、日本ではコロナは総死亡者数に影響を与えるような重病ではないということではないか?
政府内では、新型コロナを指定感染症の2類相当から、インフルエンザと同じ5類に引き下げる検討がされているという。
インフルエンザによる直接の死亡者は毎年約3000人、関連して亡くなる人は10,000人以上になるという。
新型コロナは、まだわからないことが多いが、これまでの動きというより、「騒動」を一度検証することが必要な気がする。
by koike473 | 2020-08-27 08:38 | Trackback | Comments(0)