「右も左もすべて沖縄と自衛隊に押し付け!」に同感  井上達夫東大教授と漫画家よしりんの「ザ・議論!」

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 お盆休みに読んだ本で印象に残ったのが「ザ・議論!」という本だ。

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 4年前(2016年)に出た本で、東京大学大学院教授(当時)の井上達夫氏と漫画家の小林よしのり氏の対談をまとめた本だ。

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 「『リベラルVS保守』究極対決」と銘打たれ、「真のリベラル」を追求する井上教授と、「保守の王道」を再興するよしりんが、「天皇制」、「歴史認識」、「憲法9条」について対談している。

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 バチバチの言い争いか?と思って読んでいったが、2人には共通点が非常に多い。

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 特に憲法については、2人とも改憲論者で、現憲法は9条に関することは欺瞞だらけだという。

 中でも2人とも「徴兵制」の導入を提案している。

 戦力の濫用を防ぐためには、国民全員が当事者意識を持ち、無謀な軍事行動に対する監視と責任が必要であり、そのための徴兵制という考え方だ。

 不当・無謀な戦争を防ぐために国民全体を人質にとる形=徴兵制によって、わが子を戦争に行かせたくないなら無駄な戦争に反対すれば良いし、それでもやるべき大義がある戦争ならやると腹をくくるべき、と私は読んだ。

 「自称リベラル」も、「自称保守」も、自分のまわりには米軍基地もなければ、徴兵されて戦うこともない。すべて沖縄と自衛隊に押し付けてれば平和な日々を享受できるというのは、あまりにも欺瞞ではないか?

 私も全く同感だ。

 この本は、市立図書館で借りて読んだが、1冊しっかり購入しようと思う。


by koike473 | 2020-08-26 07:53 | Trackback | Comments(0)  

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