コロナ禍の中、学校給食のご飯、パンの安定的な提供に取り組む富士製パンさん

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 一昨日(16日)、蓼原にある富士製パン㈱さんの工場見学をさせていただいた。

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 コロナ禍の影響で、学校休校に伴い、学校給食も急遽ストップしたり、また再開するなど、変則的な提供が続いている。

 学校給食の主食である米飯、パンの製造を行っている富士製パンさんも、対応に苦慮されている。

 いろいろ話を伺う中、一度現場(工場)を見学させていただければとお願いし、この日となった。

 もちろん、私も専用の白衣、キャップを身に付け、靴も履き変えて万全の体制での見学だ。

 まずは「米飯部」。

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 約5升の米が炊ける鉄製の容器が、ベルトコンベアーに乗って釜の中に運ばれ、20分間炊かれ、さらに蒸らしの時間を入れながら、回ってくる。

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 炊きあがったご飯は、ほぐし機で柔らかくほぐされ、学年別に調整された数量別に計量しながら、保温箱に移される。

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 炊き上がったご飯を入れるクラス別の保温箱。

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 炊き上げ作業が終わると、次の日のご飯の準備。

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 成長に欠かせないビタミンを多く含む学校給食専用のお米。

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 これを毎日約1トン、炊き上げている。

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 こちらは、給食パン専用の小麦粉。

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 小麦粉からパン生地を作り、発酵させる。富士製パンさんの製法は長時間熟成だそう。

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 それぞれのパンの形に成形。

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 何度かの発酵を経て、各種の焼き窯に入れていく。

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 焼き上がったコッペパン。

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 焼き上がったパンは、工場内のベルトコンベアーを回りながらいい具合に冷まされていく。

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 「富士製パン」と言えばの「ようかんぱん」も、後はバニラクリームを乗せれば完成。

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 ご飯は当日、パンは前日に焼き上げたものが、時間に合わせ、配達のトラックに積み込まれる。

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 衛生管理、更になるべく温かいご飯を届けられるよう配送までの時間管理も大変だ。

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 富士製パンさんでは、鷹岡・大渕など一部方面を除く富士市内と、静岡市の東部や庵原地区の小中学校にご飯とパンを届けている。

 私が子供の頃は、給食と言えばほとんどパンだったが、今では週に3.5日がご飯、1.0日がパン、0.5日が麺の割合だそうだ。

 ご飯もパンも、毎日朝4時過ぎから作業を開始する。

 富士市の学校給食は、「自校方式」が大半で、各学校の給食室で全てを調理しているイメージが強いが、主食のご飯、パン、麺は、富士製パンさんのような民間業者さんが支えている。

 45月の休校の影響で、夏休みが短くなり、暑い78月も子供たちは登校し、給食も提供される。

 この暑い時期での給食用のご飯づくりは、初めてとのこと。

 安心・安全そして安定した学校給食を維持していくためにも、市とこうした業者さんが十分に連携した取り組みが必要だ。


by koike473 | 2020-06-18 07:50 | Trackback | Comments(0)  

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