富士山は小規模噴火でも3時間以内に溶岩流が富士市街地に到達 「富士山ハザードマップ中間報告」

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 今週月曜日(330日)の静岡新聞に、「富士山ハザードマップ中間報告」が大きく出ていた。

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 「溶岩流3時間以内に生活圏へ」というタイトルで。

 富士市については、3時間以内に新東名を超えてその南側に到達する図が示されている。

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 これは静岡、山梨、神奈川3県などでつくる富士山火山防災対策協議会が発表したもので、静岡県のホームページにも詳細が示されている。

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 現行(平成16年)のハザードマップの改訂作業の中間報告だが、過去の噴火等を再検証し、より詳細に検討したものだ。

 3時間以内に富士市に溶岩が到達するとされたのは、ケース57の場合で、国道469号の現・富士環境保全公社あたりで噴火があった場合だ。

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 それ以外のケースでも、24時間以内には市内の各地に到達する。

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 加えて怖いのが、今回の中間報告は、あくまでも小規模噴火の場合だ。

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 今後、中規模、そして大規模噴火の場合も順次発表されるはずだ。

 大地震に対する耐震化や備蓄で対応できる話ではない。

 溶岩流が届かない市町等への「避難計画」の早急な見直しと、それぞれの家庭での心構え・準備が必要だ。


by koike473 | 2020-04-02 07:48 | Trackback | Comments(0)  

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