富士市議会として何を目的とするタブレット導入か? 県内導入先進市である袋井・藤枝両市議会の取組みを視察
2019年 12月 25日

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昨日は、所属する議会改革検討委員会で袋井市、藤枝市両市議会の取組みを視察に伺った。



テーマは「議会におけるタブレット端末の導入・活用について」だ。



私は、以前にタブレットの研修に出かけたり、また富士市議会として開催したタブレット研修会を通じて、その利便性とさまざまな案件に関する「議論の深化」に大きな期待感を持っていた。

藤枝市議会は、県内では最も早く平成27年から、袋井市議会では平成30年から導入している。

ともにさまざまな検討を行い、試行錯誤を繰り返し、導入・活用されている。

ただ、多くの資料や情報が整理された形で、即座に入手できるという「利便性」が高まる一方、予算・決算審査時には、
・両面ページのデータはタブレットでは見にくい
・複数の資料を並行しながら見ることができない
・ページを飛んでの質問・説明等には、そもそも操作が追い付かない
等で、「木を見て、森を観ず」状態になりかねない」こともあり、両市議会とも予算・決算資料は紙ベースの資料と併用する形をとっている。

また、導入してからの期間がまだ短いこともあり、導入したことによる「議論の深化」にまでは至っていないようだ。
改めて、富士市議会として何を目的とするタブレット導入と、その目的を達成する上での「費用対効果」について、更に検討する必要性を感じた両市議会の視察だった。
by koike473 | 2019-12-25 08:29 | Trackback | Comments(0)