議員有志で下水道東部浄化センターの革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)を視察
2019年 09月 03日

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先週の金曜日・30日は、議員の有志で東部浄化センターを視察した。


下水汚泥を活用した「高濃度消化・省エネ型バイオガス精製による効率的エネルギー利活用技術実証研究」が、国のB-DASHプロジェクト(国土交通省下水道革新的技術実証事業)に採択され、昨年度(30年度)から2年間の予定で委託事業として取り組んでいる。


部屋の中で、説明後、外で現場視察。

汚泥処理棟から運ばれる汚泥を高濃度に濃縮する装置。

高濃度消化槽。汚泥を消化し、バイオガスを取り出す。

コンパクトで組立て式のタイプ。それも実証試験とのこと。

次の工程でできる精製ガスを燃焼させ、その熱で37~40℃程度に加温することで消化を促進する。
バイオガス精製装置。バイオガスを精製し、都市ガスに近い精製ガスにする。

水素製造装置。2次製品に近いもので、有資格者の配置が不要のタイプ。

できた水素は、電気自動車「MIRAI」に供給。


富士市内を走っているそうだ。

発生したバイオガスの大半は、消化槽の加温(燃焼の際の熱を利用)に使われ、水素に使われるのは5~15%程とのこと。

また、汚泥を消化することで、最終処分する汚泥の量が約20%減少(有機物の除去等で)し、リサイクル・減量化にも貢献する。

テーマが決まっている2年間の実証研究の後は、6年間、自主研究で様々な取り組みを考えているようだ。
せっかく作ったプラントなので、その後の有効活用も見届けたい。
by koike473 | 2019-09-03 07:44 | Trackback | Comments(0)